People

結果を出す指導力
Teaching Skills

(講師)
高橋 秀暢

生命維持のための最先端機器を操作する、責任とやりがいがここにある。

医療工学がますます進化する、日本の医療。
生命維持のための最先端機器を操作する、
責任とやりがいがここにある。

私がこの道を選んだのは、臨床工学技士として、生命維持に関するさまざまな機器を操作、管理するだけでなく、治療に携われる重要な役割を担っているからです。実際、大学病院で18年間働き、チームの一員として人工心肺を担当。心臓手術の現場で、命と向き合ってきました。人工心肺は、しばしば飛行機の離着陸に例えられます。導入時に、血液量をあげ、装置に血液を大量に受け取るのが、いうならば離陸。そして、そこから心臓が止められ、一定の速度で回し続けるのですが、それが、飛行機でいうなら上空のオート操縦にあたります。そして最後、手術が終わり患者さんの体に血液を戻す際が着陸。この導入時と離脱時の操作に、非常に繊細な技術が求められます。失敗は許されません。だからこそ、自動化が難しいとも言われている分野でもあります。ただ、自動化が無理でも、より安全な操作にするために、人工心肺をアシストできる仕組み作りができないか・・・それが今の私の研究テーマです。医療従事者を、工学研究でサポートしたいと思います。
超高齢社会による医師不足が深刻化し、医師の働き方改革が進む中、医師に変わってタスクマネジメントをするのは看護師と薬剤師、そして臨床工学技士だと言われています。たとえば、透析の治療の携わるなら、毎日外来の患者さんと接する機会もあるでしょう。医療機器の専門家としてだけでなく、臨床“治療”技士として看護的な役割を果たす仕事も、あります。これからますます、医療工学が急速に進む日本の医療。その中で、臨床工学技士は、今まで以上に、医療に欠かせない重要な役割を果たす存在になると思います。

 

2020.11.27

目標に挑む学生たち
Never Give Up

西井 彩華さん

知らなかった職種が、今ではカッコイイと思う憧れの職業

看護師の母に病院で働く職種についていろいろ教えてもらった中で、直感的に自分にあっているかも!と思い「臨床工学技士」になることを決めました。

 

「臨床工学技士」は病院のあらゆる医療機器の保守・点検をするお仕事です。

「なんだか、かっこいい〜!」って思いました(笑)

 

大学に入学してすぐは、高校の延長線のような感じの授業が多かったです。

私は高校で物理を選択してなかったので、とても不安でしたが、物理も学ぶ授業もあったりするので、高校の時にやってなかった分野があっても心配いりません!

しかも、すごく分かりやすく教えてもらえたので、不安も解消しました。

 

今は機械のことなど、「臨床工学」らしい学びが多くなってきて、ワクワクしています!

 

いろんな授業がありますが、中でも「医用機器学実習」が好きで、これから仕事で使う機械を実際に触れて使うことができるんです。

 

また、いろんな資格取得にチャレンジしていて、大学1年生の後期で「サービス接遇実務検定」の2級と準1級を取得しました。さらに、2年生のうちに「医療情報基礎知識検定」を受ける予定なのと、3年生になったら「第2種ME技術実力検定(ME2種)」を受験して、4年生で本命の「臨床工学技士」の国家資格を取れたら完璧かな!って思ってます。

 

WEB大学案内で学生の“素”を見る

2024.12.3

卒業生たちの仕事
Desired job

臨床工学技士(臨床工学専攻卒業)
小田 采奈

患者様に寄り添った医療を提供できる一員に

ヒロコクの授業は、国試合格はもちろんですが、就職後も活用できるような臨床的な内容が多くありました。難しい部分はかみ砕いて教えてくださったため、理解しやすかったです。授業後も質問に何度も答えていただき、新しい知識を増やしていくことがっても楽しく感じました。

就職活動では先生方、キャリア支援の活用、そして友人による手厚いサポートをしていただきました。私は特に面接が苦手だったのですが、何度も練習に付き合っていただき、目標としていた病院、倉敷中央病院に入職することができました。

倉敷中央病院は、病床数1100床を超え、外来1日平均約2500人という大規模病院です。臨床工学技士は、60名を有する日本有数の大所帯です。就職して2年目を迎え、現在は集中治療業務、血液浄化業務、体外循環業務ができるように先輩方から多くのアドバスを頂きながら日々勉強を重ねています。

広島国際大学出身の先輩が多く、業務でも、プライベートでも仲良くさせていただいています。

今後さらに知識を深め、多くの経験をしていき、患者様に寄り添った医療を提供できる一員に、そしていつかは頼りになる先輩へと成長していきたいと思っております。

2024.4.25

PAGE TOP