People

結果を出す指導力
Teaching Skills

修士(医療工学)、救急救命士 (准教授)
吉川 孝次

一人でも多くの人を救命できる救急救命士を目指して

私は1994年(平成6年)に救急救命士資格習得後25年間、救急救命士として傷病者の救命や救急隊員の教育指導に従事してきました。その中でも主に病院前外傷処置(JPTEC)の標準化のために多くの救急医療関係者に講習実施し、その活動でエビデンスに基づいた教育とその教育を続けることが重要であることを強く知らされました。また同様に多数傷病者対応講習(MCLS)の指導をする中、多職種の人たちと連携することの重要性を知り、コミュニケーション能力と人間性の向上が不可欠であると思っています。このようなことから、5年前救急救命学科教員になった時、学生に対して「コミュニケーション能力の向上」「人間性の向上」「継続すること」を目標にして学生指導しています。

 

具体的な学内指導は、防災訓練の参加、応急手当指導員の資格を習得させ応急手当指導としての派遣、陸上競技大会やトライアスロン大会への救護要員としての派遣、メディカルラリーの参加、各種様々なボランティア派遣などを通して、地域社会の人と触れ合うことでコミュニケーション能力や人間性の向上が図られています。そして、このような活動を1年生から4年生まで継続的に行うことで、継続することの重要性を学んでいます。

 

また、建学の精神である「世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する。」を実現するため、学内実習や学外実習を問わず、様々な活動を通して、コミュニケーション、人間性、継続を学ぶことで、救急救命学科を卒業したことが誇りとなり、消防、警察、自衛隊、病院など勤務し、将来の救急救命の世界を背負い自信を持って働ける社会人として育ってく人材育成をしています。

2024.7.4

目標に挑む学生たち
Never Give Up

内田 英里さん

勉強に集中できる環境と充実した施設

中学生までは、漠然とスポーツトレーナーになりたいなと思っていましたが、高校生の時に「理学療法士」という仕事に知り、めざそうと。

しかし、ヒロコクのオープンキャンバスに来た時に、たまたま、救急救命学科の救急搬送のデモンストレーションを見ることがあり、「すごい!」と思い、そこから興味をもち、入学を決意しました。

 

ヒロコクは最新の資機材が揃っている実習室や自習室など、勉強に集中できる環境が整っています。

 

授業はというと、はっきり言って、先生はとても厳しいです。現場の状況は様々なので、その状況によって対処の方法が違ってくるので正解がないんです。

授業では緊迫した“本番さながらの学び”があるのですが、実際の現場へ実習に行くと、搬送の必要がない通報が多いという、別の課題を知ることができました。様々な現場を体験できて、とても良かったと思います。

 

いざという時に素早く動いたり判断できるよう、救急救命士としては常に緊迫した現場をイメージしてこれからの実習に臨みたいと思います。

 

WEB大学案内で学生の“素”を見る

2024.11.19

卒業生たちの仕事
Desired job

飯塚地区消防本部 飯塚消防署 桂川分署 救急救命士(救急救命学専攻 2022年度卒業)
犬丸 雅郷

災害現場で困っている人を最前線で助けることができる救急救命士に。

Q.広島国際大学救急救命学科(救急救命学専攻)を選んだきっかけ、もしくは入学しようと思った決め手はなんですか?

私が小学生の時、まだ幼い弟が食事中に物を喉に詰まらせ、窒息しかけたことがありました。その時は母が背中を叩いて物を吐き出させ、大事に至らなかったですが、私は怖くて何もすることが出来ませんでした。この経験から、有事の際に人を助けられる仕事に就きたいと思いました。
進路を検討する中で、救急救命士という資格があることを知り、広島国際大学の充実した設備や経験豊富な先生方の下で資格取得を目指したいと思い、進学を決めました。

 

Q.現在、ご担当されている業務とその仕事を選んだ理由をお教えください。

現在、消防署で警防隊として災害や火災、救助事故などが発生した際に消防車両で現場に出動し、消火活動や救助活動を行っています。来年からは救急隊として救急車に乗れるようになるため、大学で学んだ知識を生かして精一杯頑張りたいと思います。
消防を選んだ理由は、災害現場で困っている人を最前線で助ける事ができるからです。また、救急救命士の資格を生かすには、消防で働くのが一番良いと考えたからです。

 

Q.広島国際大学救急救命学科(救急救命学専攻)で受講した授業のうち、思い出のある授業は何ですか?

救急システム実習

1年次に救急業務を担っている公安職施設や消防学校などの見学を行うのですが、3年次に救命救急センターでの病院実習や消防での救急車同乗実習があります。人形ではなく実際の傷病者の観察や処置を行うため、医療現場の緊張感や命を救うことの厳しさを体感することができました。現場の雰囲気を知れることで、その後の実習等の授業で、処置の流れを想像しやすくなりました。

 

Q.学生時代を振り返って広島国際大学救急救命学科(救急救命学専攻)の魅力はどんなところにあると思いますか?

「思考する力」が身につく点です。学生がシナリオを作成し、それを基に他のグループが活動し、学生同士でフィードバックを行うという授業があります。シナリオを作るには病態生理学や解剖学など、様々な知識を必要としますし、隊活動を円滑に行うには活動の方針を瞬時に考え、行動し続けないといけないため、常に考えて行動する力が身につきました。

 

Q.高校生の時に頑張っておいてよかった(頑張っておいた方がいい)と思われることがあれば、お教えください。

コツコツと頑張ることが大切だと思います。私自身、高校の定期テストなどはほぼ一夜漬けで挑んでいました。これではその場しのぎにしかならず、自分の力になりません。就職試験は高校までの知識を問われることが多く、一夜漬け勉強の私はかなり苦労をしました。ですので、コツコツと頑張る癖をつけておくとよいです。
救急救命士として働きたいと考えている人も同様に、大学での4年間の知識が将来に大きく関わってきますので、その場しのぎではなく、点と点を繋げる勉強を毎日少しずつでいいので行ってください。
それと、せっかくの大学生活ですからしっかり遊んでください。同期とスノボに行ったり、海に行ったり旅行に行ったり温泉に行ったり、様々な思い出を作ってください。

 

2024.9.5

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