東京都立墨東病院
湯藤 眞子 さん (2013年度卒業)
Q.1 今、どんな仕事をしていますか?
東京都立墨東病院で感染症科病棟に所属し、感染管理活動をしています。特に、エボラ出血熱等をはじめとした一類感染症の患者の受け入れ訓練に力を入れて取り組んでいます。感染防護具を着用して、医師をはじめ院内の様々な部門と協力し、保健所や検疫とも訓練を行っています。多職種協働や地域貢献の大切さ、看護活動の幅広さを実感しています。
Q.2 広国大看護学科で学んだ講義・演習・実習について、良かった点を教えてください。
授業を受けている時はスピードも速く、ついていくことだけで精一杯でしたが、4年次になり国家試験の対策をする時に、日々の授業で先生方が選定した講義資料や教科書は、国家試験の対策につながっていて、とても洗練されていることに気づきました。就職してからも、特に看護師1年目は毎日勉強の日々でしたが、先生方の講義資料を活用することが多かったです。
Q.3 「この学び・体験は広国大看護学科ならではだと思う」というようなことがあれば教えてください。
「看護学概論」や「医療・生命倫理」の授業は、患者さんとの向き合い方を学ぶきっかけとなり、より看護について思慮深くなれたと思います。どんなに忙しい現場であっても、患者さんへの倫理的配慮を忘れずに看護ができていることは、広国で学んだことが大きく影響していると思います。私は感染管理認定看護師をめざしていますが、感染症において倫理的配慮は重要な視点ですので、誰よりも患者さんを思いやることができる認定看護師をめざして勉強しています。
Q.4 卒業生として、後輩に伝えたいことはありますか?
熱意のある先生方のもと、看護学を学ぶことができる環境です。学びたいときに実習室を使うことができたので、同期と意見を交わしながら、思う存分看護技術の練習ができました。学ぶ熱意と意欲されあれば、それに応えてくれる先生方ばかりなので、4年間を十分活用して、仲間たちと切磋琢磨して看護学を学んでください。