学部長あいさつ

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学部長あいさつ

多様な医療現場で、他職種と連携し
対象者を支え続けるプロフェッショナルな
看護師、保健師を一緒に目指しましょう!

学部長/博士(学術) 山崎 登志子

 2025年以降、5人に1人が75歳以上になる超高齢社会が到来します。この2025年問題に対応すべく、現在、国をあげて「地域包括ケアシステム」の導入が推進されています。このシステムは重度な健康問題をもつ方であっても医療、介護、福祉等の専門職や地域住民が一体となって対象者を支えていく仕組みであり、医療専門職の一員である看護師、保健師は、病院等の医療機関はもとより、地域で生活する人々の保健医療を他の専門職者とともに支えていく重要な役割を担います。
 本学は総合大学としての多様な「共通教育科目」に加え、他学部の学生と協働で健康問題に取り組むプロセスを学修する専門職連携教育をはじめとした「スタンダード科目」を設定しており、「専門科目」も含め、看護職者に求められる「チーム医療におけるコミュニケーション能力」や「課題解決能力」を重点的に学修できるカリキュラムが用意されています。また、実践能力を培うため、他施設で行う臨地実習の前に学内で十分な演習が行えるよう、医療機関等で実際使用されている器械・機材が整備された実習室を専門領域ごとに兼ね備えています。
 卒業までの4年間を通じ、社会人としてのより豊かな教養を身につけるとともに、看護専門職者として対象者の尊厳と自律性を尊重できる人間性や、課題解決能力を養うとともに、一生チャレンジし続ける学修力や精神力、実践力を育みます。これらの学修を積み上げることで、チーム医療の現場でリーダーとして活躍できる人材を育てていきます。
 医療の現場では、よりプロフェッショナルな看護師、保健師が求められています。本学で学んで、これからの時代に選ばれる人を一緒に目指しましょう。

学部長/博士(学術)
山崎 登志子


教育理念

ディプロマ・ポリシー

卒業までに身につけてほしい学士力を以下のように定めています。

  • 1)人間が生きてゆく社会や環境について、社会の仕組みや文化を踏まえて理解できる。
  • 2)生物的・心理的・社会的存在である人間の健康について、生・老・病・死の各視点で心と体の両面から理解できる。
  • 3)看護の基本となる姿勢や考え方を理解し、看護の対象者に対する援助の基本的な方法を身につけ、実践できる。
  • 4)人間の成長・発達や健康のレベルに応じた、科学的根拠に基づく看護の方法を身につけ、実践できる。
  • 5)医療や看護に関する知識、技術、実践的態度をより深め、多職種で連携・協働し、総合的な視点から看護を実践できる。
  • 6)将来にわたって自己研鑽できる能力と自らの考えを発信できる能力を身につけ、看護における課題を見いだして解決し、成果を発表できる。

カリキュラム・ポリシー

教育研究上の目的は、『生命の尊重と個人の尊厳を基幹とした、人間性豊かな人格の育成である。看護学に関する専門知識と看護技術、看護職者としての態度を修得し、実践力・応用能力・判断力を養い、医療ニーズの高度化・多様化に伴う社会的要請に対して的確に応えられるよう、広い視野と倫理観を養う。そして、健康・医療・福祉に貢献できる能力と研究心を養い、国内外で貢献できる人材を育成する。』です。この目的を達成するために、カリキュラムを編成します。

  • 1)主に1~2年次に学ぶ共通教育科目では、社会人としての常識や幅広い視野を備え、人間と社会を理解することを目標とします。また、段階的に配置したスタンダード科目では、健康・医療・福祉に関わる様々な専門職について学び、チームとして協働することについての理解を深めます。
  • 2)主に1~2年次に学ぶ「人体の構造と生理機能Ⅰ、Ⅱ」「臨床病態学Ⅰ~Ⅲ」などの専門基礎科目では、専門科目の理解に必要な幅広い知識を修得します。
  • 3)専門科目については、1~2年次に学ぶ基礎看護学系の各科目において、看護職者として必要な基礎的な知識・技術および態度を修得したうえで、2~3年次に学ぶ成人看護学系、老年看護学系、小児看護学系、母性看護学系、精神看護学系および在宅看護学系の各科目において、より高度で専門的な知識と技術を修得します。
  • 4)2~4年次に学ぶ「看護管理学」「ターミナルケア論」「災害・救急看護論」「統合看護学実習」などの統合看護学系の各科目では、医療や看護に対する知識・技術および実践的態度をより深め、広い視点から看護を理解します。
  • 5)4年間を通じて、「研究方法論」「卒業研究」「看護学総合演習」などの科目では、看護職者に必要な生涯学習・自己研鑽能力、研究的態度および発信力を修得します。
  • 6)保健師課程は選択制とします。2~4年次に学ぶ「公衆衛生看護学各論Ⅰ~Ⅲ」「公衆衛生看護学演習Ⅰ~Ⅳ」「公衆衛生看護学実習Ⅰ、Ⅱ」などの科目では、行政・産業・学校などの地域やコミュニティを対象とした公衆衛生看護の知識と技術を修得します。

アドミッション・ポリシー

健康・医療・福祉に関心をもち、看護の基礎的・専門的な知識・技術を修得し、広く社会に貢献したいという熱意をもった人を歓迎します。

入学前に修得が望まれる知識・力

  • 文章や資料等を的確に理解し、論理的に考え、話したり書いたりする力。
  • 数学における基礎的な知識と、それらを活用する力。
  • 科学的に探究する力や態度と、生物や生命現象に対する知識。
  • 情報および情報技術を活用するための知識と力。
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