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世の中に、応える。
高度化・多様化する医療とともに臨床現場で活躍する薬剤師にも、より高度な専門知識や技能が求められています。
新しい時代の要請に応えられる薬剤師を育てるため、より良い学修環境を整備し、教員が一丸となってきめ細やかな教育を実践しています。
生涯教育の場の提供や、アメリカのトップレベルの教育を体験する研修制度など、学内外で患者さんのために現場で活かせる学びを展開しています。
ほんものを身につける
臨床教育
寄り添える薬剤師を養成するため、臨床教育に力を注いでいます。
医療・福祉・健康系総合大学のメリットを生かし、1年次から早期臨床体験(理想とする薬剤師像を明確にする)、高齢者や介護者の擬似体験・医療コミュニケーション(患者さんやその家族の気持ちを理解する)、接遇研修(社会人としてのマナーを身につける)などを学修し、他学部との共同による現場さながらのチーム医療体験へと繋げていきます。
4年次の実務事前実習では、薬学部内の医療薬学研究センターに設置された、病院や薬局で使用されている本格的な設備や医薬品、また心臓・肺・腸などから発する音を忠実に再現する人体型シミュレーターに加え、訓練を受けられた学外の模擬患者さんの協力も頂いて臨場感溢れる環境を作り上げ、医療現場で医師・薬剤師・看護師として活動実績のある教員が一人一人の学生に寄り添って指導・支援します。6年次にはがんや感染症などの専門・認定資格をもつ多数の外部講師を招いた講義も開講しており、最前線のホットな情報をもとに将来の目標の設定に大変役立っています。
一人ひとりを大切にサポート
全員教育
1年次では、薬学の基礎を築く物理・化学・生物の3教科を中心に、高校の学習内容を復習・補習する初年次教育に力を入れています。5〜6人の学生に教員が一人つくチュートリアル制度を導入し、週に一度のチュートリアル授業の中で、学生の学修状況を把握。きめ細かな指導をしています。
2、3年次は前期と後期に2回ずつ、担任が修学指導日を設けて、授業の出席状況や生活面について個別にアドバイス。4年次以降の学年は、選択した研究室の主任教員が責任をもって担当し、一人ひとりの学生に心と目を行き届かせています。
少しの変化も見逃さないよう、全教員と保護者がしっかり連携を取り、主役である学生を万全の体制で支えていきます。
最先端の薬剤師教育
アメリカ実務研修
薬学部では、5年次の春休みにノースカロライナ大学(UNC)で2週間程度のアメリカ実務研修を行います。UNCは2016年全米薬学部ランキングでNo. 1に選ばれており、ノーベル生理・医学賞や化学賞の受賞者も輩出している名門校です。日本国内の薬学部でUNCへ研修に行くことができる大学はわずか数校であり、米国における多岐にわたる薬剤師業務を学び、成長する大きなチャンスです。UNCの学生と一緒にディスカッションを中心とした授業に参加し、大学病院内の薬局での調剤体験、薬剤師によるワクチン接種の見学も行います。その他にも、白衣授与式、学生たちとの交流会などの貴重な体験を通して薬学生としての意識や感性が高まり、「薬剤師」になる期待感が膨らみます。
アメリカでの研修の前に、大学内で英語を使ったディスカッションのトレーニングを積むプログラムを準備しています。また、研修先には大学教員が同行するので安心してアメリカ実務研修に参加することができます。
本学はテネシー大学やマーサー大学とも協定を結んでおり、海外での研修制度が充実しています。
キャンパス内で学習する場所は多数
快適な学習空間
多様な研究設備と快適な空間で、あふれる学習意欲をサポートします。
医療薬学研究センターに代表される臨床関連の設備の他に、科学研究を行うための設備が大変充実しており、学内における最先端の研究をサポートしています。4年次から研究室に配属されて、教員の指導のもとで多くの機器を使用して卒業研究に取り組みます。
さまざまな学習スタイルや地域交流に対応した複合教育施設が誕生しました。雰囲気の良い開放的な空間で友人と、また一人で集中したい時には専用の個別ブースで、授業時間の合間や放課後の学習スペースを用意しています。Wi-Fiを完備しているのでコンピューターやタブレットで本学部のe-learningシステムも利用できます。グループワークや各種セミナー、発表会を行えるさまざまな教室の他に、1階にはオープンテラスを備えた「陽だまりレストラン」があり、日替わりで変わるメニューや焼きたてのパンを提供しています。