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暮らしのそばで健康を支える薬剤師を養成するため、
段階的な支援プログラムを展開しています。
基礎学力の構築から高度な薬学専門科目、国家試験対策や就職活動まで、保護者のみなさまとも連携して学生の成長に寄り添った段階的にサポートしていきます。
学修サポート
基礎学力の定着をもとに、
自発的な学修意欲を高める環境づくり。
大学の専門科目講義は、高校卒業時までの基礎学力があることを前提に進みます。高校での履修科目の取り方によって有利・不利ができるだけ出ないように、1年次前期にリメディアル教育の一環として物理、化学、生物、数学の補完授業を行なっています。どの教科も内容を理解できるように徹底的に指導し、同時に学ぶ姿勢や習慣をつけることもねらいとしています。また習熟度に応じて補習授業を課外科目として実施しています。補習授業には、成績上位者でも希望者は出席が可能です。学生同士がお互いに教え合うことで学修内容の理解が深まり、コミュニケーション能力も育まれていきます。
高度な薬学専門科目授業を深く理解するために、教員がしっかりサポートします。開かれた雰囲気の授業を心がけ、質問にはどの教員も丁寧に対応して学生の学修意欲を高めています。またICT(情報通信技術)を積極的に活用し、学生が効果的かつ効率的に予習、復習できる環境を整備しています。今後は、学生参加型となるアクティブラーニング(能動的学修法)の実施も視野に入れています。
安心して学修に臨めるよう、
全教員が手厚くサポートします。
5年次になると、薬局と病院に11週ずつ、合計22週にわたって実際の臨床現場で実習を行います。一人の教員が3〜4名を担当し、毎日記載する実習日誌や実習施設への定期的な訪問により学生が実習施設で不安を抱えていないか、スケジュール通りに実習が進んでいるかなど、進捗状況をしっかり把握します。5週目には大学登校日を設け、学生同士が実習現場で学んだことや感じたことを討論して情報共有すると共に、医療系教員との面談で実習における様々な問題の収集と解決をはかります。
大学施設外の実習でも学生とのつながりをしっかり保ち、医療現場でより高度な知識と技能を修得できるように全教員がサポートしています。
国家試験合格へ向け、
最後の最後まで、全力でサポートします。
6年次の2月には、薬剤師になるための国家試験を受験します。国家試験に合格するために、様々なサポートを実施します。
6年次には国家試験対策の参考書や問題集を使いながら、学修の総まとめを実践します。特に難易度の高い分野については補習を実施しています。また全国模擬試験を受験し、その結果をもとに所属研究室の教員が個別に学修指導を行い、学生一人ひとりの相談に乗って成長を促します。「6年間の努力を合格につなげたい」という熱い思いは学生も教員も同じです。みんなで合格が勝ち取れるよう、最後の最後まで全力でサポートします。
1年次から就業力育成プログラムを開始。
スムーズな就職を可能に。
全ての学年で就業力育成プログラムを実施しています。1年次の前期に大学生活目標シートを作成して、はっきりとした目標を立てることで、これからの学生生活を計画的に過ごすように指導します。各学年次に応じて、自己分析シートや課外活動参加シートの作成、職場見学会、マナー講座、研究室単位での徹底した就職指導など、多彩なプログラムで就業力を育みます。
就職ガイダンスでは、病院や薬局、ドラッグストア、行政や製薬企業、臨床試験を扱う会社などから、OB・OG、学外の有識者を学校に招聘しています。学外と学内が連携して学生を育てるという共通理念のもとに、実際の薬剤師の職務について、現場の声を学生に伝えます。これから職域の広がりが期待される薬剤師の就職先は多岐にわたります。理想とする就職先で活躍するためにも、待ちではなく攻めの就職活動で、自信を付けて社会に羽ばたけるようサポートしています。
主人公である学生のために、
教員が保護者のみなさまと連携します。
教員と学生との信頼関係だけではなく、保護者のみなさまとの連携も大切にしています。一人ひとりの学生の大学生活をより実りあるものとするために、「HIU保護者ミーティング」を実施しています。東広島・呉の2キャンパス会場のほか、全国10の地方会場でご希望される保護者のみなさまのお一人おひとりとお会いして、修学の不安や悩みなどをお聞きし、解決を図っています。昨今のコロナ禍でおける移動制限下でも、インターネットなどを活用した「オンライン保護者ミーティング」を実施しています。
また薬学部では、1~3年生までは一学年につき3~4名の少人数担任制度を設けています。入学後は、まず保護者の方と連絡先を交換して、いつでも連絡が取れる体制を構築しています。成績や出席状況など、各教科の担当教員からの報告があれば、必要に応じて担任教員が保護者に連絡するなど、一人ひとりの学生にきめ細かく対応しています。
4年次以上になると、担任教員から研究室の指導教員へとバトンタッチ。例えば6年次の国家試験の模擬試験では、指導教員が結果にコメントをつけて保護者に送付するなど、しっかりとサポートしています。成績のみならず学生の精神的ケアも含め、保護者のみなさまと情報交換することで充実した学生生活をサポートしていきます。