炭素–炭素不飽和結合の反応性を利用した新規タンデム反応の開発を行っています。 医薬品の多くは有機化合物でできており、複数の化学反応を組み合わせることで合成されます。 この複数の反応が一回の操作で連続して起こる反応が、タンデム反応です。 目的の化合物を作るまでに何段階もの反応を行わなければならない場合、時間と手間がかかるうえに、 膨大な量の廃棄物が出て環境に負荷がかかります。単純な原料から一挙に複雑な有機化合物が合成できるよう研究を続けています。