薬剤学研究室
「薬のちから」を引き出す、「薬のかたち」を探求する。
笠岡 敏、阿部 和希
「中性子捕捉療法」と「経口投与による薬物治療」について研究をしています。
現在使用されている放射線療法は、がん細胞と同時に正常な細胞も死滅させてしまいます。
「中性子捕捉療法」は、正常な細胞を傷つけずにがん細胞だけを死滅させて「がん細胞だけを狙い撃ち」できる新しい放射線療法として期待されています。
この療法に用いるホウ素の薬をがん細胞に侵入しやすくするため「ナノカプセル」に組み込む技術を開発しています。
薬の「経口投与」は最も簡単で便利な薬物療法のため、現在では日本の医薬品の約60%を錠剤やカプセル剤などの経口投与製剤が占めています。しかし、薬によっては口から飲んでも消化管から吸収されず、十分な治療効果が得られないものもあります。私たちは薬の吸収性を改善するための方法を見つけ、有効な医薬品開発につなげたいと考えています。
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