学生に聴く STEP UP ヒロコク

6年間を通じて医療人として、ひとりの人として成長を実感できます。

寄りそえる薬剤師をめざす学生たち。学びを通して、医療人として、また、ひとりの人として成長しています。 何を考えて日々の学びに取り組んでいるのか、何を思っているのか、本人の声をお届けします。将来へ一歩踏み出すきっかけにしてください。

※2021年9月に取材しました。学生の年次はその時点のものです。

1年次森 智世さん

●なぜ、ヒロコクへ?

小学生の頃から薬剤師になるのが将来の夢でした。幼少期の私にとって薬局はとても不思議な場所でした。粉薬はどうやって量るのだろう?同じに見えるのに何が違うのだろう?種類は?なぜこれを飲むだけで良くなるの?など薬局の裏側を知りたいという好奇心が次々と沸いてきました。
そんな中、高校生の時、志望校を決めるために複数の大学のホームページを見ました。広島国際大学のホームページは薄ピンク色で統一されたページで、コンテンツも充実していました。詳しく見ていくと、医療系の学部の多さを生かした他学部との連携や入学前教育の実施、薬剤師になるまでの道のりにおいて、一つ一つ不安を解消しながら手厚くサポートしてくれそうだと感じヒロコクに進学したい!と思い受験しました。

●入学してから、どうですか?

大学では、先生から何度も課題の提出期限を伝えられたり、提出していないと催促されることはありません。大学からのお知らせもプリントなどではなく自分でホームページを確認しなければなりません。先生方とのメールのやりとりをするのも自分です。最初は戸惑いましたが、このような変化によって責任感や礼儀が少し身についた気がします。
また、入学してすぐに、「専門職連携基礎演習Ⅰ」という演習科目を受講します。この科目は学んでいて面白いと感じた授業です。チーム医療について詳しく学び、医療人に求められるコミュニケーション能力向上を目的とした授業で、医療従事者への1歩を踏み出した感じがします。学年が上がるとより授業内容は濃密になり他学部との交流もあるので、これからも楽しみです。

●今、何を想う?

私は小学生の頃から挙手して発表することや先生に直接質問に行くのがとても苦手でした。発表が組み込まれたカリキュラムや、先生方との交流も盛んなヒロコクでは、私にとって苦手を克服して積極性を身につけることができる絶好の環境です。医療現場ではっきりと主張できる人になるため、日々、奮闘しています。
また、将来は支え合い、主張し、解り合えるような薬剤師になりたいです。これは大学のロゴが表しているものでもあります。この3つを心がけることで本当の意味で患者さんに寄り添った治療や薬を提供できると思います。「ちょっと薬や体調のことで相談しに来たよ」と気軽に立ち寄ってもらえるような薬剤師になるため、頑張っています。

2年次上田 百音香さん

●なぜ、ヒロコクへ?

自宅から通える薬学部のある大学を探していて、ヒロコクを見つけました。オープンキャンパスで見学した時に設備がとても充実していたのと、先生方や先輩方がとても話しやすくヒロコクがいいな!と思いました。そして、少人数クラスでサポートを受けられるなど、授業を基礎から勉強できる環境が整っており、とても心強く感じ受験することに決めました。

●入学してから、どうですか?

コロナウイルス感染拡大の影響で1年次前期はあまり大学に来ることができませんでした。後期から大学での対面授業が始まり、専門科目も同時に始まったため授業についていけるかとても不安でした。ですが、質問に行くと何度でも丁寧に教えてくださるだけでなく、勉強のこと以外にも相談に乗ってくださる先生のお陰で、後ろ向きだった気持ちが「もっと頑張ろう!」「できるようになった!」と変化していき、勉強に対する苦手意識がなくなり、自信も付きました。毎週開かれる質問会も様々な科目の質問ができるため、助かっています。また、私は広島市内から通っていて、電車通学のため移動に時間を要しますが、通学時間を勉強に充てるなど、時間を上手く使えるようになったと思います。ヒロコクに入学し、学業に対する姿勢、気持ちを変えることができたと実感しています。

●今、何を想う?

ヒロコクでの学生生活は毎日楽しく、とても充実しています。2年生になると1年生の時よりも実習や学修面で忙しくなり、不安に押し潰されそうになったこともありました。しかし、先生や先輩がすれ違った時に声をかけてくださったり、平日だけではなく、休日も自習室で一緒に頑張れる友達がいるため、しんどいと感じた時も諦めずに取り組めているように思います。コロナ禍で制限がある中ですが、息抜きに友達と軽食を買いに行ったり、サークルに行ったりして、しっかりリフレッシュしながら過ごしています。また、新入生歓迎会の企画や、コロナ禍でまだ実現には至っていませんが、1年次の授業の中で知った「がんの啓発活動」を担当の先生と一緒に行うなどこれから新しいことにチャレンジしていきたいと思います。これからも夢である病院薬剤師になれるように、学生生活を楽しみつつしっかり勉強していきたいです。

3年次芥川 修平さん

●なぜ、ヒロコクへ?

元々、専門学校で柔道整復師の資格を取得して2年ほど働いていたのですが、もっと医療に深く携わりたいと思い、資格を取りなおす決心をしました。専門学校の時に生理学の勉強がとても好きだったので、生理学がメインになると思った薬学を選びました。
オープンキャンパスに参加した際に担当して頂いた先生方がとても気さくで話しやすく、学生の育成などについてとても熱意を感じたので、この大学で授業を受けたいなと思い入学を決意しました。

●入学してから、どうですか?

有機化学の授業が、今、学んでいて面白いと感じています。今までに触れたことのない知識が多いためとても新鮮で、学べば学ぶほど理解が深まる感覚がストレートに感じられるので、自分の成長が実感しやすいと感じています。有機化学を担当する先生方の授業がとても分かりやすいのもあると思います(笑)

高校生の方にアドバイス!高校生の時には、数学を頑張っておいた方がいいと思います。薬学部の授業はとにかく数字が多いうえ、計算の正確さは臨床に出た後もとても重要だと思います。高校の時から「数字に慣れる」「苦手意識を無くす」という心構えで臨むことがとても大事なような気がします。
と言ったものの、自分は数学が結構苦手なほうでした。しかし、1年生の後期でその重要さに気づいたので、そこから数字に毎日触れるようにしていました。今は、計算も少し早くなった気がしますし、ケアレスミスも減り、苦手意識が薄れてきたように思います。

●今、何を想う?

3年生になり、かなり知識の幅が広がったことで、勉強もしやすくなりました。これからは成績を着実に上げていき、できればクラスの上位10 名位には入り、何の心配もなく国試に合格できるくらいの実力をつけていきたいです。
卒業後は晴れて医療従事者の仲間入りです。元々、準医療従事者として働いていたこともあるので、その時の知識や経験を生かしながら、薬学の専門家としてしっかりと貢献できるように頑張りたいです。そして、適切な医療が提供できるよう一日一日全力投球で薬剤師としての役目を果たしたいなと思います。

4年次中平 瑛子さん

●なぜ、ヒロコクへ?

幼い頃に病気になったことがきっかけで、中学生の頃から医療の道に進みたいと思い続けていました。その闘病経験の中で、自分と同じようにがんと闘っている人を助けたい。抗がん剤や副作用について勉強したい。という気持ちが強く生まれ薬学部を選びました。
将来、病院薬剤師として働きたいという目標がある私にとって、健康・医療・福祉分野がそろっている広島国際大学は魅力的に感じました。特に、他の医療系学生と繋がり、チーム医療や他職種連携について学ぶ授業は広島国際大学ならではと思いました。
また、ゼミに所属するまでの入学後3年間は、チューターの先生がついてくださるため、安心してキャンパスライフを送ったり勉学に励んだりできると感じたことも決め手の1つです。

●入学してから、どうですか?

薬学部の授業は履修する科目も多く、学年があがるごとにより専門的な授業を受けることができます。その中で私の興味がある科目は「薬物動態学」と「臨床薬学」です。
「薬物動態学」は薬が体内に入った後どのような経過をたどり、治療効果や副作用を示すのかを学ぶ学問であり、薬学部だからこそ学べる授業の1つだと思います。そして、体内動態を学ぶことで薬を服用するタイミングや飲み合わせといったところにも繋がり、奥深いと感じます。
「臨床薬学」は座学の中でも臨床に近い分野であるため、実践的な内容が多く面白さを感じます。薬剤学や薬理学など他の分野との関連性を学べるので、点と点がつながった瞬間はすごくうれしい気持ちになります。

私は1年次から3年次までボランティア活動やイベント企画などを行ってきました。そして、バトミントン部の副部長も務めました。高校とは異なり、自主性が問われる大学で積極的にいろんなことに取り組むことができていると思います。その活動の中で多くの方との関わりは多様な価値観を知ることができる良い機会となっています。

●今、何を想う?

幅広い知識やスキルを身につけたいので、今までに挑戦したことのないこと、学生でしかできないことにチャレンジしていきたいです。
先ではありますが、5年次の春休みにはアメリカのノースカロライナ大学へ海外研修に行くことが決まっています。語学はもちろん、アメリカの薬学教育や日本の薬剤師との違いなど、意欲的に吸収し勉強していきたいと思います。
将来は、患者さんや患者家族の一番近い存在となる、本当の意味で寄り添えることのできる薬剤師になりたいです。小さなことでも薬以外の事でも「あの薬剤師さんに相談したい。」と思われるように、患者さんと向き合っていきたいです。また、他の医療系学部との交流や海外研修の経験から多様な価値観を学び、幅広い視点から考えられる医療従事者でもありたいと思います。医療現場では患者さんや患者家族、他職種との連携や信頼関係が大切になってきます。残りの大学生活でコミュニケーションなどの薬学の知識以外の部分にも、意識して取り組んでいきたいと思います。

6年次金高 匠さん

●なぜ、ヒロコクへ?

高校生の時は漠然と医療に携わる仕事をしたいと思っていました。その中でも一番興味を持ったのが「薬」の知識で貢献できる薬剤師でした。私立の大学であれば、実家から通える範囲の大学にしようと思っていたので、実家からより公共交通機関や自動車でのアクセスの良いヒロコクを選びました。

●入学してから、どうですか?

継続する力は明らかに伸びたと思います。高校の頃と比べて自由な時間も増えましたが、勉強しないといけない内容や、こなすべき課題も増えました。入学して早い段階で、このままではダメだ。。。と思う場面があり、そこから毎日継続して勉強に取り組むことを始めました。大学には自習室や図書室のような静かな空間が常にあったので、そういった環境が自分の成長した要因の一つだと思っています。

所属している研究室は生化学教室で、元々、関心が強い分野だったので卒業研究は意欲的に取り組みました。特に糖尿病について興味があり、糖代謝は学問としてとても面白いと思っています。なので、高校の時に学ぶ「化学基礎」の内容は、大学でも有機化学の基本的な考え方の根幹として今でも使うので、とても重要です。また、「化学」で学習したアミノ酸や核酸の構造などは大学でもそのまま使うことが多いですし、医薬品の性質を考えるときに官能基の考え方は重要になることもあるので、化学は頑張って損はないと思います。

●今、何を想う?

国家試験を控えているので、その勉強に手一杯になりがちですが、臨床で重要な項目の学習は重点的にやっていきたいです。
また、将来は、生活習慣病を含めた疾病の予防に貢献できる薬剤師になりたいです。5年次の学外実務実習では、治療のために来局される患者さんに関わってきましたが、自分の実力不足を感じると同時に、予防の段階から関わることはできないかと考えるようになりました。そのため卒業後は治療に関する学習と並行して、予防に関する勉強を続けて、社会に貢献していきたいと思っています。

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