2月6日、グリーンピアせとうち(呉市)で開催された「高齢者交通安全教室」で、
薬学科の学生が「薬と運転の危険性」をテーマに講義を行いました。
このイベントは、高齢者による交通事故が多発する中で、
自身の運転能力を知り、安全運転に関する知識を深めてもらおうと、
広島県広警察署が主催したもので、120人の参加がありました。

 

広警察署から要請を受けたのは、薬学科・医療薬学研究センターの学生。
同センターではこれまでも子ども向けの手洗い教室を開催するなど、
地域での活動を活発に行ってきました。
今回も学科の学びを生かして、学生7人が講義を企画。
参加者に配付した資料は学生の手作りで、
糖尿病や高血圧、咳止めなどに一般的によく使用される薬が、
運転にどのような影響を及ぼすか、
症状を明示して分かりやすくまとめ、
ポイントになる部分は紙に大きく表示して掲げるなどの工夫も行いました。
参加者は実話も織り交ぜながらの解説に、
真剣に聞き入っていました。

 

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薬の使い方のポイントを掲げながら説明する学生ら
参加者に配付した手作りの資料

 

 

活動の中心となった藤瀬晟さん(4年)は、
「ご高齢の方を意識して紹介する薬を選びました。
自分たちで調べて分かりやすくまとめる作業は大変でしたが、
学びの成果を地域に還元する貴重な機会となりました」
と活動を振り返りました。

 

学生たちは、講義だけでなく同イベントのボランティアスタッフとしても協力し、
楽しく盛り上げながら交通安全の大切さを啓発しました。

 

広報室

 

※この記事はブログ「とれたてヒロコク便」に掲載しています