本学部5年生の金高 匠さん(生化学研究室)が、日本薬学会中国四国支部学術大会において優れた研究成果を評価され、2020年度 学生発表奨励賞を受賞しました。
金高さんは「TAGE (Toxic-AGEs)による血管透過性亢進に対するRasGRP2の影響」をテーマとして、これまでの研究で見出されたsmall Gタンパク質を活性化させるRasGRP2が、糖尿病合併症の要因の1つとして知られる終末糖化産物TAGE による血管透過性亢進を抑制し、内皮細胞において防御因子として働く可能性を見出しました。「今後、RasGRP2の詳細な透過性抑制メカニズムを明らかにして創薬研究へと繋げたい。」と、この研究の更なる展望を語っていただきました。

左:学生発表奨励賞を受賞した金高匠さん、右:学部長、兼生化学研究室指導教員 堀隆光教授