広島国際大学薬学部では、医療現場での実習を修了した6年生がこれまで蓄積した知識・技能を最終学年として総合的にブラッシュアップするための機会として、様々な分野で現在活躍されている先生方から、現在まさに直面している問題、将来的に発生するであろう問題とそれらの原因や解決方法に関する講義を多数企画し、提供しています。

 

今回、「在宅医療・介護・フィジカルアセスメント」領域の第2回として、4月15日(木)に有限会社GRACEAGE 井口台介護ステーションの代表取締役であり、一般社団法人広島県介護支援専門員協会常任理事も務めておられる 岸川 英子 先生をお招きし、チーム医療としての在宅医療の概要と職種のかかわりに関する講義を開催しました。
岸川先生には、薬剤師の資格を有するケアマネジャー(介護支援専門員)として、かつ初代ケアマネマイスター広島(現場の第一線で活躍されているケアマネジャーの中から特に優れた者を広島県知事が認定する全国に先駆けた独自の制度)として、ご講演頂きました。沢山の事例について、薬剤師とケアマネジャーの両方の視点から紹介頂きつつ、多職種連携の重要性について詳細に解説頂くことで、在宅医療の現状と今後我々が身につけるべき知識・技能の必要性を、より深く知ることができました。

 

学生からの積極的な質問もあり、将来チーム医療において関わる他職種を理解することだけでなく、自らの職業選択の一つの可能性を考える上で、非常に良い機会となりました。