今回、薬学部6年生を対象に「地域保健・公衆衛生・栄養管理・保健行政」領域の第3回として、4月22日(木)日本薬剤師会 常務理事の豊見敦先生をお招きし、卒業後に最も関係する職能団体「日本薬剤師会」の役割と活動状況についてお話しいただきました。

 

講義では薬剤師会の目的である「現場で働く薬剤師をバックアップする」、「薬剤師が活躍できる社会を作る」といった点について基本データとともにわかりやすく説明していただきました。

 

これからの薬剤師業務の大きな指針である「社会に求められる薬局ビジョンとこれからの薬局」に関しては現実にその施策に関わっている豊見先生より多くの示唆に富んだ解説・説明を得ることができました。
日本薬剤師会が多くのエビデンスを提供することで薬機法における「薬局」の定義を「調剤を行う場所」に加えて「薬剤および医薬品の適正使用に必要な情報提供および薬学的知見に基づく指導の業務を行う場所」でもあり、さらに「調剤によらない医薬品の販売業に必要な場所」へと改定されたことが強く印象に残りました。

 

卒業後に薬局に勤務する多くの学生にとって、日本薬剤師会の役割と活動を学ぶことは今後薬剤師として働いていく上で大変貴重な機会となったと思います。