2月4日(日)、13時より本学薬学部と呉市薬剤師会の共催により、保険薬局に勤務する薬剤師の先生方を対象に麻薬注射薬の無菌調製研修会を開催しました。がん性疼痛に対する緩和ケアにおいて麻薬の役割はとても重要です。薬局の薬剤師は麻薬を処方する医師と協働して麻薬の適正使用に努めると同時に、品質・有効性・安全性が高く、かつ患者さん個々のニーズにマッチする麻薬製剤を選択し提供する責務があります。特に在宅で療養されている患者さんの場合は個々の痛みの程度をきめ細かく評価して適切な用法・用量や剤型の設定が必要となります。麻薬の剤型には内服薬(錠剤、散剤)、注射薬、貼付薬などがありますが、今回は無菌的な操作が必要となる麻薬注射薬の調製について座学と実務研修により知識と調製手技を修得して頂きました。参加された薬剤師からは「無菌調製時の留意点が理解できた」や「投与する際に使用するインフューザーポンプの取扱いがよく分かった」などのご意見・感想を頂きました。

薬学部はこれからもより良い医療提供を社会で実現するための各種研修会を企画・実施して参ります。