ノースカロライナ大学チャペルヒル校薬学部にて、薬学部5年生6名が国際実務研修を行いました(2024年2月26日~3月13日)。ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)は、全米で最も歴史のある州立大学です。学生数は約30,000人。著名人として元NBAのマイケル・ジョーダンやノーベル賞受賞者も輩出している有名校です。薬学部は全米に142校(pharmacy schools)あり、その中で薬学教育全米第1位(U.S. News & World Report)に輝いており、計画された最先端の薬学教育が実践されています。


実習に参加した学生たち


UNC大学病院 中央薬局にて

本研修の一環としてUNC大学病院の中央薬局で実習を行いました。バーコードにより自動化された薬の管理や調剤助手による輸液や注射剤の調製など、日本とは違う調剤現場を体験しました。その他、調剤業務は一切行わない臨床薬剤師の仕事やがん化学療法担当薬局、外来患者担当薬局、小児病棟担当薬局、学生薬局などを見学しました。

薬学部では、PY3(日本では薬学部5年生に相当)の学生と一緒に講義を受けました。週末には白衣授与式(PY3の学生が学外実習に行く前に行うセレモニー)に招待され、見学させていただきました。


薬学教育全米第1位


がん化学療法担当薬局の調剤実習風景

放課後は、UNCの学生たちと広島風お好み焼きパーティーをして大いに交流を深めました。
その他、NIEHS(国立環境健康科学研究)、近隣のドラッグストアー、コミュニティーファーマシーなどを見学しました。


PY3クラスの授業に参加

学生たちも積極的に質問し、非常に充実した研修でした。今後、薬剤師としてこの経験を活かしてくれると期待しています。
2週間の実習を終えた後は、フロリダ州オーランドにてエクスカーションとして、NASA見学とディズニーワールドを存分に満喫しました。