小林秀丈准教授の論文が「Journal of Bacteriology」に掲載されました。

論文名:Aeromonas veronii biotype sobria serine protease activates aerolysin and cleaves EpCAM to breach the epithelial barrier
著者:Hidetomo Kobayashi、Soshi Seike、Eizo Takahashi、Keinosuke Okamoto、Hiroyasu Yamanaka
掲載誌:Journal of Bacteriology
公開日:2026年7月10日
DOI:[10.1128/jb.00141-26](https://doi.org/10.1128/jb.00141-26)

― 研究の概要 ―
本研究では、Aeromonas veronii biotype sobria(以下、A. veronii sobria)が分泌するセリンプロテアーゼASPが、前駆体型の毒素「プロアエロリジン」を活性化するとともに、上皮細胞どうしの結合を支えるタンパク質を切断することを確認しました。活性化したアエロリジンとASPが協働することで、細菌の上皮細胞層の通過が大きく促進されます。特に、アエロリジンが先に細胞へ作用した後にASPが作用すると、上皮接合部タンパク質の分解が強く促進されました。

本成果は、A. veronii sobria が局所の粘膜感染から侵襲性感染へ進む仕組みの理解や、二つの病原因子の協働を標的とする新たな抗病原性戦略の検討につながることが期待されます。

― 発表のポイント ―
・ASPが前駆体型アエロリジンを切断し、活性をもつ成熟型毒素へ変換することを示しました。
・ASPが上皮接合部に関わるZOタンパク質群やEpCAMなどを切断することを確認しました。
・アエロリジンとASPの協働により、細菌の上皮細胞層の通過が大きく促進されました。

▶より詳細な内容はこちら(https://www.hirokoku-u.ac.jp/pharm/m_microbiological/jb2026/