常翔学園 広島国際大学

課外教育プログラム
地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト

瀬戸内の島々で高齢者の方が活き活きと暮らし続けるため、地域の活性化を目的に、看護学部の学生が健康に関する知識を提供します。現在は大崎上島と豊島を舞台に活動しています。

豊浜町大浜の高齢者サロン:レモンサロンに初参加!

1月26日にプロジェクトメンバーの学生11人・教員1人が豊島のレモンサロンに参加しました。会場の大浜集会所には13人の方が参加してくださいました。年が明けて最初の高齢者サロン活動で初めての参加のメンバーにとっては期待と緊張でドキドキの体験でした。

【活動目標】
1)高齢者が健康チェックを通して自身の健康状態を把握し、健康に関する意識を高め「認知症予防」への理解を深めることができる。
2)高齢者との関わりを通して島での暮らしや生活の知恵について知り、得た情報を共有し今後の活動の参考にする。
3)高齢者と積極的にコミュニケーションをとることができる。
の3つでした。

レモンサロンでは、始めに健康チェックを行いました。看護学科1年生が動脈血酸素飽和度(Spo2)を、医療栄養学科2年生と看護学科1年生が握力検査を、看護学科2年生が血圧測定と脈拍を測定し、同時に参加されている方と交流を深めました。「若い子がいるから血圧上がっちゃうわ~」などおっしゃっていました。サロンに参加されている皆さんは、現役で働かれている方も多く、握力が平均より高い方もいらっしゃいました。また、自分で血圧を管理していた方などもいらっしゃり、健康に対する意識の高い方が多いことが伺えました。


健康チェックの後は、私達学生が紙芝居などを使い認知症について説明し、その中で認知症予防のコグニサイズを学生と一緒に行いました。皆さん一生懸命取り組んでくださり、クイズではすぐに正解する方が多くおられました。そして、コグニサイズでは間違えても笑って笑顔が溢れて、つられた学生も笑顔になっていました。サロンでは、コグニサイズを継続してもらうことを願ってコグニサイズカレンダーを配りました。活動後は参加者の皆さんとお茶をご一緒させてもらいました。そこで、参加者の皆さんから美しい歌声のプレゼントをいただき、とても感動しました。参加してくださった皆さんからは、「独り暮らしをしてるからサロンでお話しできて楽しかったわ。ありがとう」「認知症のためにコグニサイズ頑張って続けてみようかしら」などおっしゃっていただけました。「また来てちょうだいね」と言ってくださる方もいて、また一緒にお話しする機会が待ち遠しくなりました。


今回のサロンに行く前に、瀬戸内の島々の魅力発見のため御手洗地区と小野浦地区の散策をしました。どちらの地区もレトロな雰囲気があり、とても楽しかったです。お昼には、みんなで豊浜町のお好み焼きをいただきました。
今回、私達学生はサロンに参加する為に勉強会を行い、リハーサルを繰り返し、準備を整えて臨みました。本番は参加者の皆さんに伝わるように心掛け、一番良い出来となりました。


向井えり(看護学科1年)

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