常翔学園 広島国際大学

課外教育プログラム
地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト

瀬戸内の島々で高齢者の方が活き活きと暮らし続けるため、地域の活性化を目的に、看護学部の学生が健康に関する知識を提供します。現在は大崎上島と豊島を舞台に活動しています。

大崎上島町天満地区のふれあいサロンに参加&島内観光をしました!

12月14日(土)、大崎上島町天満地区のふれあいサロンに学生11名、教員2名が参加しました。また、島の方12名と大崎上島町社会福祉協議会から1名が参加してくださり、計26名で交流しました。 サロンの後は島内観光をして大崎上島の魅力を発見することができました。

 

◎バスで安芸津港へ行き、安芸津港から大崎上島町の大西港へ船で移動しました。◎

今回のサロンでは、大学から安芸津港までバスで行きました。普段とは違う景色も見ることができて新鮮でした。また、バスの中では、サロンの流れの最終打ち合わせや個人目標を共有しました。

船の中では、健康教育で読む原稿を確認するメンバーもいれば、集合時間が早かったため、寝ているメンバーもいました。

 

◎ふれあいサロンに参加させていただきました!◎

今回のサロンでは、健康チェック、健康教育「緊急時に備えよう」や災害時に役立つレシピ「アルファ化米とビニール袋を用いたご飯の炊き方」の紹介、瀬戸内イキイキプロジェクトのテーマソングである「わらって生きよう」のダンスを一緒に行いました。最後にサロンの皆さんと会食しながら交流することが出来ました。

 

健康チェックについて

健康チェックでは、体温、血圧、脈拍、SpO2、握力測定を行いました。参加者の中には、指先が冷たく、メンバーが参加者さんの手を握って温める様子も見られました。

 

健康教育について

健康教育では、「緊急時に備えよう」というテーマで、災害時の食事と救急医療情報キットについての説明を行いました。

災害時の食事については、ローリングストック法といった食品の備蓄方法や備蓄する食品の選び方、長期保存水や水道水の備蓄方法を説明したのち、災害食であるアルファ化米とビニール袋を用いたご飯の炊き方を紹介し試食していただきました。参加者から質問が出たり、手持ちのパンフレットにメモされたり、興味深く真剣に聞いてくださいました!

救急医療情報キットについては、キットの必要性や内容と保管場所、緊急事態が発生したときの119番通報から救急隊員がキットを探して医療機関に搬送するまでの流れを説明しました。救急医療情報キットは、大崎上島町では「命の宝箱」という名称で各世帯に配布しており、参加者のうち半数以上の方がすでに準備されていました。しかし、情報を更新していない方が多く、キットが活用されていないことが課題だと分かりました。今後、この課題を私たちが一緒に解決していけたら良いなと感じました。

サロン参加者から「災害への備えについて興味があったから、話を聞けてよかった」「資料の文字が大きく、イラストも使ってありとても見やすかった。災害について学ぶ機会を探していたため、今回災害時の食事について教えてもらうことができて良かった。」という感想を聞くことができ、とても達成感を感じ、嬉しく思いました!

 

「わらって生きよう」について

締めくくりに、参加者の皆さんと一緒にプロジェクトソングである「わらって生きよう」を踊りました。皆さん元気に踊ってくださっていて、嬉しかったです!

 

昼食の様子

健康教育を終えた後は、参加者の皆さんと一緒にお昼ご飯を食べました!今回は、サロンの方がちらし寿司やからあげなどを作ってくださいました。クリスマスに近い日だったので、サンタクロースやトナカイのピックで可愛く盛り付けされていました!とても豪華な食事に、学生たちは目をキラキラさせていました!!とても美味しく、お腹いっぱいになりました!食事中は、参加者の皆さんとお話しながら交流することができ、とても盛り上がりました。

 

集合写真

 

握手

サロンを去る前に参加者さんと握手を交わしました。短い時間でしたがとても楽しかったです。名残惜しい気持ちになりました。

 

◎島内観光をしました!◎

今回は清風館、中ノ鼻灯台、岡本醤油に行ってきました!

 

清風館での様子

清風館では希望の鐘としあわせの鐘を鳴らしました。実はこれ、大崎上島を訪れた際のいきいきの恒例行事です!今回もそれぞれ個性あふれるお願いをしました!願いが叶いますように!景色もきれいなので皆さんもぜひ行ってみてください!

 

中ノ鼻灯台での様子

中ノ鼻灯台ではきれいな青色をした海と空を見渡し真っ白な灯台を見ることができました。透き通った世界観で心が浄化されました。

 

岡本醤油醸造場での様子

岡本醤油では醤油の種類や完成までの工程を詳しく学びました。醤油の正しい保管方法や期限についても知り驚くことばかり!!実際に、木樽に入ったもろみをかき混ぜる貴重な体験もさせて頂き、とても勉強になりました。見学後はお土産に、ふりかけや醤油などを購入!受け継がれてきた味を口にするのが楽しみです!

 

帰りは一正堂でレモンケーキを購入!程よい甘さと酸味がとてもおいしかったです!

今回のサロンでは、サロン参加者さんのご協力もあり、とても充実したサロンとなりました。また、参加した学生からは、「サロン参加者さんのニーズにあった健康教育をすることができてよかった。」や「参加者さんと楽しみながらコミュニケーションをすることができ、島の方々の温かさを感じることができた。」という感想が聞かれました。

これからもサロン参加者さんに喜んでもらえるような活動を続けていきたいです!

 

看護学科2年:渡部海
薬学科3年:米今遥香
医療栄養学科4年:岡部玲依、児玉清花

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