2025.03.14 / 地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト
豊浜サロンに参加しました!
2月15日(土)、呉市の豊浜サロンに学生10名、教員2名が参加しました。島の方は30名が参加してくださいました。当初予想していた人数を超える参加で、昨年度のサロンにも来てくださった方、初めて参加される方と楽しく交流することができました。
◎小野浦散策をしました!◎
午前中は豊浜市民センターの方に案内をしてもらい、小野浦地区を散策しました。
小野浦地区は昔ながらの漁師町です。1950年頃はこの集落に約4000人が住んでいました。今も昔の名残から家の密集度はその当時のままです。また、地元の方でも迷うくらいの路地があります。路地は家のすぐ目の前にあり、私有地になるのではないかと戸惑ってしまうほどの細い路地でした。ちなみに、道に迷ったら坂を下って海が見える方へ出ると良いみたいです。
どんどん歩いていくと、形や大きさも様々な井戸を発見しました。水が出る場所は神聖なものであるとされており、小さな石碑がおかれてありました。生活感漂う路地やレトロな雰囲気を味わうことができ、非日常の体験をすることができました。また、島での暮らしを知る良い機会になったと思います。
- 今も使用されている井戸
- 細い路地を歩いている様子
- レトロな看板と細い路地
- 散策している様子
◎旧豊浜小学校を見学しました!◎
児童が減り、2014年に廃校になった旧豊浜小学校を見学しました。小学校の中はとてもきれいで、窓からは海を一望することができました。図書館に入ると当時のまま、本が残されていました。音楽室では、ピアノもありました。小学生時代を思い返し、懐かしい気持ちになりました。また、小学校の屋上からは豊浜町が一望でき、豊浜町のシンボルである豊浜大橋やオランジーナのCMのロケ地にもなったジャングルジムが見えました。空気がとてもおいしく、晴れやかな気持ちになりました。
小野浦散策・旧豊浜小学校の見学を通して、島の現状を知り、私たちは何ができるだろうかと考えるきっかけになったと思います。
- 旧豊浜小学校の建物の外観
- 図書館での様子
- 木琴を弾いている様子
- 小学校の階段を上がっている様子
- 小学校の屋上での集合写真
◎お好み焼きいただきます!◎
小野浦散策後に食事処「マリちゃん」からテイクアウトし、お好み焼きをいただきました!なんと「マリちゃん」というお店の名前は、お好み焼きを作っている方のお名前なんです!小野浦散策中に出会った地元の方が「マリちゃんはうまいぞ~。いつも麺ダブルで注文するな。」と話してくれたように、麺は細麺で豚肉はカリカリでとても美味しく、麺をダブルにすればよかったと後悔するほど美味しかったです!
- 食事処「マリちゃん」のお好み焼き
◎サロン開始!◎
午後からはいよいよサロン開始です。受付後、学生による健康チェックを行いました。
- 受付の様子
- 脈拍・血圧測定の様子
- SPO₂測定の様子
- 握力測定の様子
◎健康教育◎
健康チェック後、スライドと資料を用いて「緊急時に備えよう!~災害食・救急医療情報キット~」をテーマに健康教育を行いました。災害食編では、災害に備えて食品や水を備蓄する際の注意点や方法、栄養摂取のポイントに加え、お湯または水を注ぐだけで簡単に食べられるご飯「アルファ化米」を紹介し、参加者に配りました。また、「ポリ袋を使ったごはんの炊き方」についても自作の動画を使って紹介しました。救急医療情報キット編では、緊急時に服用している薬や病歴などの情報を正確に伝えることができる「救急医療情報キット」の必要性や内容などを説明し、活用を呼びかけました。参加者の反応は様々で、災害時の備蓄方法を知っておりすでに実践している方や知っているが実行できていない方、初めて聞いたと言われる方もおられました。
健康教育を通して感じたことは、発表中ほとんどの参加者がメモをしっかりと取り、相槌を打ちながら聞いてくださっていたので、全体的に意識が高い方が多いと感じました。参加者の感想では「救急医療情報キットは作っているが、見直す機会がなく10年くらい前の情報のままになっているので帰ったら見直そうと思いました」ということをおっしゃっていたので健康教育を行ってよかったと思いました。
- スライドを用いて健康教育を行っている様子
- 参加者が真剣にパンフレットを読まれている様子
- おさらいクイズの様子
◎わらって生きよう◎
プロジェクトソングである「わらって生きよう」のダンスでは、サビの部分を解説した後に学生と一緒に踊りました。皆さん笑顔で踊っていたので、私たちも楽しかったです!
- わらって生きようを楽しく踊っている様子
◎集合写真◎
◎交流会◎
サロンの最後に、参加者の皆さんとお菓子を食べながらおしゃべりを行いました。島での暮らしについて一緒に話したり、何か生活で困っていることがないかを質問したり、健康面で悩んでいることなどを聞きました。コミュニケーションの取り方や傾聴の姿勢など、対象者へ接し方を学ぶとてもいい機会になりました。普段、高齢の方と話す機会がない私たちにとって、貴重な時間を過ごさせていただきました。お別れの時に「これからもお勉強頑張ってくださいね!」や「来てくれてありがとね!また会いましょうね!」といった言葉をかけてもらい、大変うれしい気持ちになりました。
参加者の皆さんに喜んでもらえるように次回のサロンも頑張りたいです。
- 参加者の皆さんと交流している様子
医療栄養学科1年:谷川銀次郎
看護学科2年:松本吏世
薬学科3年:米今遥香