常翔学園 広島国際大学

課外教育プログラム
地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト

瀬戸内の島々で高齢者の方が活き活きと暮らし続けるため、地域の活性化を目的に、看護学部の学生が健康に関する知識を提供します。現在は大崎上島と豊島を舞台に活動しています。

大崎上島町の山尻サロンに参加&島内観光をしました!

2月23日(日)に大崎上島町の山尻サロンに学生9名、教員5名で参加しました。また、島の方6名、大崎上島町社会福祉協議会から2名、元顧問の白木先生が参加してくださり、計23名で交流しました。

 

バスで安芸津港へ行き、安芸津港からフェリーで大西港に行きました。フェリーの中では、個人目標を共有しました。

 

 

〇山尻サロンに参加しました!

初めに健康チェックをしました。参加者とコミュニケーションを取りながら、体温、脈拍、SpO2、握力を測定しました。健康チェックを通して、参加者に自分の健康状態を知ってもらうことができました。

 

昼食の時間になると、大きなお鍋いっぱいに入ったカレーが運ばれてきました。お米の量はなんと2升!カレーライスはバイキング方式!おいしさのあまり、おかわりをする学生もいました。カレーライス以外に、サラダやデコポン入りゼリーもありました。これらは、サロンの方が朝から時間をかけて作ってくださった愛情いっぱいの食事で、とても美味しく、お腹いっぱいになりました!おいしいご飯と参加者の皆さんとの楽しい会話でサロン全体が幸せに包まれました。

 

会食後は、山尻サロン恒例の『どの番号でも外れなし!すべてが大当たり!』という、夢のようなビンゴゲームを行いました。このゲームは、代表者が「ストップ」と言うまで数字の書いた紙を隣の人へ回すだけのシンプルなゲームです。プレゼントには、広島カープグッズや大谷翔平選手のカレンダー等のレアな景品や洗剤、トイレットペーパー、保冷バック、インスタント食品等の生活必需品があり、一人暮らしをしている学生にはとてもありがたい豪華なプレゼントをいただきました。サロンの代表者が、この日のために一年かけ、心をこめて用意してくださったプレゼントに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

ビンゴゲームの後は、自己紹介をしました。学生は、名前、学科・学年、出身地、趣味、好きな食べ物を紹介しました。参加者の皆さんは名前と年齢、趣味・生きがい、長寿の秘訣、大崎上島町の自慢を紹介してくださいました。お互いの自己紹介を通して、大崎上島町の魅力や参加者の皆さんのことを深く知ることができました。

 

今回の健康教育は、『緊急時に備えよう』というテーマで、災害食と救急医療情報キットについて説明しました。災害食編では、ローリングストック法、備蓄食品の選び方や災害時の食事のポイント、災害食であるアルファ化米、耐熱用のポリ袋を使ったご飯の炊き方を紹介しました。耐熱用のポリ袋を使ったご飯は、健康教育終了後に試食していただきました。救急医療情報キット編では、救急医療情報キットの必要性や保管場所などを説明しました。救急医療情報キットでは、すでに作成済みの方もいましたが、最新の情報ではない方が多かったため、今回の健康教育を通して、救急医療情報キットの必要性を再確認する機会になったのではないかと思います。

参加者の方から、「薬とか変わっているから、新しいものに書き直さないといけないね」という言葉が聞かれ、健康教育を行って良かったと思いました。また、クイズに積極的に参加してくださったり、パンフレットにメモをしたり、うなずいたりしながら一生懸命聞いてくださる参加者の姿を見て、とても嬉しかったです。最後に、瀬戸内イキイキプロジェクトのテーマソングである『わらって生きよう』を参加者の方と一緒に踊りました。みんなで元気に楽しく踊ることができました。

 

健康教育の後は、『ふるさと』や『われら人生70から(我ら海の子の替え歌)』、『幸せなら手をたたこう』を歌いました。参加者の皆さんと一緒に歌うことができて、一体感がありました。『幸せなら手をたたこう』は、「幸せなら態度でしめそうよ」の歌詞の部分で ハートマークをしたりピースサインをしたりして、盛り上がりました。合唱の後は、2月が誕生日の学生と今年度卒業する学生へ花束の贈呈が行われました。皆さん笑顔があふれていて、和やかな雰囲気でした。

 

私たちから感謝の気持ちを込めて、参加者の方へメッセージカードをプレゼントしました。参加者の方がメッセージカードをとても喜んでくださっていたので、嬉しかったです。

 

サロンの締めは、豆まきでした。豆やお菓子をまく人とそれを拾う人に分かれて、3回行われました。飛んでくるお菓子から頭を守りつつ、袋いっぱいになるほどたくさんのお菓子をゲットすることができました!

 

最後に記念撮影をしました。山尻サロンを通して、島の方との交流を深めることができて素晴らしい思い出となりました。

 

 

〇島内観光をしました!

島内観光では、大崎上島町に到着後、長島大橋をドライブしました。長島大橋は、長さ402m、高さ26.0m、幅7mあり、大崎上島と離島である長島を結ぶ大切な橋です。海に浮かぶ島々と青空を高い位置から見ることができて、清々しくなりました。

 

午前中は快晴で暖かい気候でしたが、午後から雨模様となり、そのなかでの観光となりました。午後は、清風館と中ノ鼻灯台へ行きました。清風館きのえ温泉は、楽天トラベルの温泉総選挙2024 絶景部門全国第一位で、絶景の展望露天風呂として有名です。宿泊だけでなく、日帰り入浴もあるため、地元の方も利用されるようです。

また、清風館には、しあわせの鐘があります。幸せになりたい!と、何回も鐘を鳴らすメンバーもいました。中ノ鼻灯台は、白く、現役の灯台です。近年では、『海の上の診療所』や『土曜ワイド劇場』のロケ地となっています。

 

帰りのフェリーでは、雨が止み、夕陽を見ることができました。途中、雨が降ってしまいましたが、雨上がり後に夕陽を見ることができたときの喜びは二倍でした。

 

参加した学生からは、「山尻サロンは二回目の参加でした。昨年お会いした高齢者さんの元気な姿を見ることができ、島の方のあたたかさや島の魅力を改めて感じることができたことから、昨年参加していたからこそわかることがあり、継続することの大切さを学ぶことができました」という感想が聞かれました。

これからも島の方に喜んでいただける活動を行っていきたいです。

 

看護学科2年 折本麗愛

看護学科2年 西山佳那

看護学科2年 丸山陽楓

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