3月3日~5日、苦手分野の学び直し、一足早い仲間づくりを通じて、次年度入学予定者の不安を和らげ大学生活をスムーズにスタートさせる「薬学部入学前合宿」を実施しました。県内外から55人と多数の参加があり、広島キャンパスを会場に2泊3日のプログラムを過ごしました。

 

薬学部の勉強に理科の3科目、生物・化学・物理は欠かせません。しかし入学予定者の中には、理科の授業を2科目しか受けていない生徒もいます。

 

本学薬学部はそうした生徒のために、入学前の教育プログラムを準備。早期に合否が決まるAO・推薦入試の合格者に対して、理科3科目分のテキストを送付し予習してもらいながら、段階的に学習の成果をチェックする計8回の提出課題に取り組んでもらいます。取り組んだ課題は、教員によって一人ひとり添削して返却され、生徒は自身の苦手分野を振り返ることができます。

 

合宿ではプログラムの集大成として、初日に生物、2日目に化学、3日目に物理の講義を実施。夕食後には薬学部の教員が総出で個別相談に当たり、学習をフォローアップしました。参加者は自分のタイミングで相談に行くことができ、垣根の低い雰囲気の中、この機会を積極的に活用する姿が目立ちました。2日目の午後には宮島を観光し、参加者の先輩になる薬学部生が案内役を務めました。移動中のバスや散策合間にレクレーションも織り交ぜて、参加者同士はもちろん、学生・教員と大いに親睦を深めました。

 

「学部の勉強についていけるか不安だったが自信が付いた」「入学前に同級生と仲良くなれて嬉しい」「先生と学生の距離が近くていいなと思った」など、満足度の高い声が寄せられ、和気あいあいとした入学前合宿となりました。