支援プログラム

Support Program

暮らしのそばで健康を支える薬剤師を養成するため、
段階的な支援プログラムを展開しています。

基礎学力の構築から高度な薬学専門科目、国家試験対策や就職活動まで、保護者のみなさまとも連携して学生の成長に寄り添った段階的にサポートしていきます。

サポート図

サポート図

学修サポート

学修サポート

基礎学力の定着をもとに、
自発的な学修意欲を高める環境づくり。

大学の専門科目講義は、高校卒業時までの基礎学力があることを前提に進みます。高校での履修科目の取り方によって有利・不利ができるだけ出ないように、1年次前期にリメディアル教育の一環として物理、化学、生物、数学の補完授業を行なっています。どの教科も内容を理解できるように徹底的に指導し、同時に学ぶ姿勢や習慣をつけることもねらいとしています。また習熟度に応じて補習授業を課外科目として実施しています。補習授業には、成績上位者でも希望者は出席が可能です。学生同士がお互いに教え合うことで学修内容の理解が深まり、コミュニケーション能力も育まれていきます。
高度な薬学専門科目授業を深く理解するために、教員がしっかりサポートします。開かれた雰囲気の授業を心がけ、質問にはどの教員も丁寧に対応して学生の学修意欲を高めています。またICT(情報通信技術)を積極的に活用し、学生が効果的かつ効率的に予習、復習できる環境を整備しています。今後は、学生参加型となるアクティブラーニング(能動的学修法)の実施も視野に入れています。

基礎学力向上プログラム

  • 河本 大明さん(2年)

    私は、入学当初は薬学部の学習についていけるかとても不安でした。しかし、1年次の特別補習講義や担任による少人数個別学修指導があることによって講義で分からないことを気軽に質問が出来る環境があることによって今では不安なく学習に取り組むことが出来ています。
    2年次からは1年次と違って内容も難しくなり、科目数も増え、実習も始まることによって学習が疎かになってしまいがちですが、担任の先生による個別学修指導により、講義での分からないところの質問はもちろん、今自分がやるべき事やこれからの学習計画など親身になって相談に乗ってくれるので安心して学習に取り組むことができます。先生に質問することが苦手な人でもここ広島国際大学の薬学部は誰でも先生に気軽に質問することが出来る環境が整っているところが嬉しいところです。また、自習室も充実しているので友達と切磋琢磨しながら学習に取り組むことによって学習へのモチベーションも上がります。

  • 関谷 星織さん(3年)

    私は元々化学が苦手で、大学に入るまでは出来るだけ化学を避けてきました。薬学部に入ってほぼ化学しかない世界でとても大変ですが、理解するまで何度でも教えてくださる先生方や質問会のおかげでサークル、バイト、日々の勉強を何とか両立しています。毎日大変ですが仲の良い友達と助け合いながら頑張っています!

教員による実務実習サポート

教員による実務実習サポート

安心して学修に臨めるよう、
全教員が手厚くサポートします。

5年次になると、薬局と病院に11週ずつ、合計22週にわたって実際の臨床現場で実習を行います。一人の教員が3〜4名を担当し、毎日記載する実習日誌や実習施設への定期的な訪問により学生が実習施設で不安を抱えていないか、スケジュール通りに実習が進んでいるかなど、進捗状況をしっかり把握します。5週目には大学登校日を設け、学生同士が実習現場で学んだことや感じたことを討論して情報共有すると共に、医療系教員との面談で実習における様々な問題の収集と解決をはかります。
大学施設外の実習でも学生とのつながりをしっかり保ち、医療現場でより高度な知識と技能を修得できるように全教員がサポートしています。

  • 永田 百佳さん(宮崎県出身)

    私は宮崎市内で実習を行いました。処方箋枚数が非常に多い薬局で、学修だけでなく調剤業務にも追われる毎日でした。先生が定期的にメールや訪問指導してくれたので、不安に思うことも相談しながら実習を行うことができました。「ただ、立って見学するだけでなく、自ら行動することが成長につながるよ。」とのアドバイスを先生からいただきました。多くの患者さんに接したり、非常に多くの医薬品を取り扱うことで、薬剤師として働く自信をつけることができたと思います。

  • 山下 奨稀さん(長崎県出身)

    新型コロナ感染症の蔓延のため、予定していた病院での実習ができなくなりましたが、先生が代替となる地元の実習病院を探してくれました。しかし、実習開始の前日に虫垂炎で入院してしまい、不安を抱えていました。担当の先生が実習施設と連絡を取ってくれ、実習スケジュールの調整をしていただきました。そのおかげで、無事実務実習を終えることができ、自分のスキルアップにもつながりました。

薬剤師国家試験対策

薬剤師国家試験対策

国家試験合格へ向け、
最後の最後まで、全力でサポートします。

6年次の2月には、薬剤師になるための国家試験を受験します。国家試験に合格するために、様々なサポートを実施します。
6年次には国家試験対策の参考書や問題集を使いながら、学修の総まとめを実践します。特に難易度の高い分野については補習を実施しています。また全国模擬試験を受験し、その結果をもとに所属研究室の教員が個別に学修指導を行い、学生一人ひとりの相談に乗って成長を促します。「6年間の努力を合格につなげたい」という熱い思いは学生も教員も同じです。みんなで合格が勝ち取れるよう、最後の最後まで全力でサポートします。

  • 津丸 栞奈さん(昨年度卒業生)

    勉強で分からないところがあると教えて下さることはもちろん、答えがでるまで一緒に考えてくださいました。私はとてもしつこい生徒であったと思いますが、時には夜遅くまで親身になって教えてくださいました。また、分野の違う範囲でも一緒に考え、教えてくださったことで多方面の考え方が身につき国家試験対策だけでなく、薬剤師としても大切な考え方を学んだと日々実感しております。6年生になると自分の学力が国家試験に向けて身に付いているのか不安になることがありました。そのような時には、励ましてくださるだけでなく過去のデータを元に、生徒個々の問題点を見つけ出し、自分に合った勉強法を提案してくれるなど勉強のサポートだけでなくメンタル面でのサポートも手厚くしてくださいました。そのようなサポートの甲斐があり長い勉強の日々を苦しくも自分らしく乗り越えて、夢であった薬剤師になることが出来ました。

  • 松野 優理さん(昨年度卒業生)

    卒業試験が定期的にあったことにより、自分の立ち位置を知ることができ、だらけてしまうことなく学修を進めることができました。また、少人数指導体制のため先生の目が行き届いてるので、自分に合った指導を受けることができ、効率よく勉強できました。
    模試や卒業試験で正答率が悪かった所に関して補習を設けてくれたので、知識を固めることができました。

就職支援

就職支援

1年次から就業力育成プログラムを開始。
スムーズな就職を可能に。

全ての学年で就業力育成プログラムを実施しています。1年次の前期に大学生活目標シートを作成して、はっきりとした目標を立てることで、これからの学生生活を計画的に過ごすように指導します。各学年次に応じて、自己分析シートや課外活動参加シートの作成、職場見学会、マナー講座、研究室単位での徹底した就職指導など、多彩なプログラムで就業力を育みます。
就職ガイダンスでは、病院や薬局、ドラッグストア、行政や製薬企業、臨床試験を扱う会社などから、OB・OG、学外の有識者を学校に招聘しています。学外と学内が連携して学生を育てるという共通理念のもとに、実際の薬剤師の職務について、現場の声を学生に伝えます。これから職域の広がりが期待される薬剤師の就職先は多岐にわたります。理想とする就職先で活躍するためにも、待ちではなく攻めの就職活動で、自信を付けて社会に羽ばたけるようサポートしています。

就職データ

保護者のみなさまとの連携

保護者のみなさまとの連携

主人公である学生のために、
教員が保護者のみなさまと連携します。

教員と学生との信頼関係だけではなく、保護者のみなさまとの連携も大切にしています。一人ひとりの学生の大学生活をより実りあるものとするために、「HIU保護者ミーティング」を実施しています。東広島・呉の2キャンパス会場のほか、全国10の地方会場でご希望される保護者のみなさまのお一人おひとりとお会いして、修学の不安や悩みなどをお聞きし、解決を図っています。昨今のコロナ禍でおける移動制限下でも、インターネットなどを活用した「オンライン保護者ミーティング」を実施しています。
また薬学部では、1~3年生までは一学年につき3~4名の少人数担任制度を設けています。入学後は、まず保護者の方と連絡先を交換して、いつでも連絡が取れる体制を構築しています。成績や出席状況など、各教科の担当教員からの報告があれば、必要に応じて担任教員が保護者に連絡するなど、一人ひとりの学生にきめ細かく対応しています。
4年次以上になると、担任教員から研究室の指導教員へとバトンタッチ。例えば6年次の国家試験の模擬試験では、指導教員が結果にコメントをつけて保護者に送付するなど、しっかりとサポートしています。成績のみならず学生の精神的ケアも含め、保護者のみなさまと情報交換することで充実した学生生活をサポートしていきます。

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