3月10日(水)にノースカロライナ大学(アメリカ合衆国ノースカロライナ州、以下UNC)と合同で、症例検討をテーマとする研修会をオンラインで実施しました。

 

各拠点をオンラインで繋いで研修会を実施

 

今回の合同研修会のパートナーであるUNCは、米国において薬学教育、研究分野で先進的な取り組みを実施している大学です。本学薬学部はUNCと提携を結び、UNC及び付属病院、薬局で研修を実施できる関係を構築しています。例年、この時期に実施している現地での国際実務研修は今年、COVID-19の影響で中止せざるを得ませんでしたが、それに代わる機会として、症例検討研修会をオンライン上で実施する運びとなりました。

 

研修会は本学薬学科5年の朝妻実花さん、田頭未悠さん、桧垣菜子さん、UNCの学生5名が参加しUNCより提示された症例(胃潰瘍、関節リウマチ、糖尿病)における新たな処方内容について討論するというものでした。学生は、病院実習、卒業研究の合間をぬって、症例に関する問題点や根拠に基づいた処方提案を検討した上で、英語でわかりやすく説明する準備を十分に行ったことで、当日は落ち着いて自らの意見を発表することができ、とても満足していました。答えがひとつではないものに対して責任をもって自分なりの答えを出す訓練ができたこと、文化の大きく異なる他国の薬学生の意見や思考を目の当たりにしたこと、さらにはお互いの趣味や大学生活に関して情報交換や異文化交流を図れたことで、視野が格段に広がり、人としても薬剤師として働く上でも大変役に立つ貴重な機会になりました。

 

事前に念入りな準備をして臨みました

 


充実した研修会となりました