広島国際大学薬学部では、医療現場での実習を修了した6年生がこれまで蓄積した知識・技能を最終学年として総合的にブラッシュアップするための機会として、様々な分野で現在活躍されている先生方から、現在まさに直面している問題、将来的に発生するであろう問題とそれらの原因や解決方法に関する講義を多数企画し、提供しています。

 

今回、「在宅医療・介護・フィジカルアセスメント」領域の第1回として、4月8日(木)に株式会社NOV-cure ひらもと薬局の統括責任者である秋本 伸 先生をお招きし、在宅医療における薬剤師の役割と実情をテーマとする講義を開催しました。

 

秋本先生には、培ってきた知識と経験に基づき、かつ公益社団法人広島県薬剤師会の常務理事としての立場から、高齢化が進んでいく中で薬剤師が求められる役割が大きく変化していくことに加え、様々な症例に対する具体的な薬学的ケアの実践例について、薬剤師の先輩として大変わかりやすくご講演頂きました。
知識・技能のブラッシュアップはもちろんのこと、就職を控えた6年生にとって将来の理想的な薬剤師像をイメージする上でも、大変貴重な機会となりました。

 

今年度は、本領域以外に、「医薬品開発」、「医薬品流通・医療経済学」、「応用薬物治療」、「専門薬剤師の役割」、「EBM実践」、「地域保健・公衆衛生・栄養管理・保健行政」に関しても、同様に開催する予定としています。