教育×人 -リレー・エッセイ48-

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学生の目線に立つ。
耳を傾けて、信頼関係を築く。

教授 山中 浩泰

博士(学術)、薬剤師

専門分野:病原細菌学、
微生物学、生化学

学生の成長は、教員への信頼があってこそ。

学業のことだけに限らず、学生の考えや思いは、教員側とは隔たりがあることも多いのが現実です。学生と年齢の開きが大きくなるにつれて、学生が教員に気軽に近づき難くなることは致し方ないことです。だからこそ、教員は、自ら学生側に目線を置くことが重要と考えています。講義で、可能な限り解り易い言葉・表現を使って内容を伝授することはもちろんですが、学生を評価する際、何をどう評価しているのか、学生目線に立ったうえで、疑念が生じないように、明示しておきます。いわば、学生側と自分自身といった複眼を教員として、持とうとしているのですが、そのために、研究室内の日常の会話からも学生の話す内容には耳を傾けて、自分の頭の中を整理するようにしています。また、指導を行う上でメリハリも必要。最近はなかなか時間が作れずにいますが、学生と一緒に遊びに出かけたり、会食したりすることも必要と考えています。学生の成長は、教員との信頼関係があってこそ。その想いを常に抱いています。

事ある毎に、学修行動はどのようにすべきかを伝える。

基本的に多くの学生の最終目標は、薬剤師の資格を得ることです。学生には、6年間の薬学教育において、そのための学修行動はどのようにすべきかを事ある毎に伝えています。低学年時の場合は、試験勉強が一夜漬け型になりがちなのは仕方がない部分もあるのですが、少しずつ復習が進められるようなプリントを配布し、日頃からの学修内容の確認を促す他、チュートリアル等のグループワークを通じて、自ら積極的に調べる姿勢を養っています。4年次になると、薬学共用試験が実施されます。この時期を一つの節目として、薬学全領域について基本的な内容を自身でしっかりと整理することを奨めています。試験には、実務実習で修得した内容に直結する実践問題が多く出題されています。そのため、5年次になると、日々の実務実習を真剣に取り組むよう研究室内や実務実習訪問時に伝えています。最終年次には、6月以降の講義の多くが復習を目的とした演習になっていますので、その日の復習内容は、その日のうちに一つずつ片づけていくことを強調しています。これら以外にも、個々の学生に応じて、時に細やかな学修行動についてのアドバイスや指導を行っています。

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