2017年9月7日

広島国際大学薬学部特別講演会にて米国環境健康科学研究所(NIEHS)、米国国立健康衛生研究所(NIH)の根岸正彦 主任研究員がご講演されました。
根岸先生は、薬物代謝酵素、特にチトクロームP450(CYP)の発現調節機構に関する研究で著名な研究者です。
古くから研究されてきたが不明であったフェノバルビタールによるCYP誘導機構にCARが関与することを明らかにされておられます。
さらに、核内受容体に関する論文も多数発表されており、2016年には、米国薬理学会(ASPET)より薬理学分野では最も権威のあるBernard B. Brodie Awardを授与されています。
根岸先生のご講演を聞ける非常に貴重な機会ということもあって、学内外から多くの学生・教員・研究者が参加しました。
講演会に先立ち、研究室の学生との熱いディスカッションもして頂きました。
我々にとって、研究意欲を掻き立てる一日になりました。

171003 環境毒物代謝学 01