救急救命学科2025.12.16
救急救命学科の学生が東広島市と協力し福祉避難所運営訓練を実施しました。
~「災害・救護ボランティア演習」授業の一環~
救急救命学科の2年生50人は、2025年12月5日(金)、東広島市黒瀬町の黒瀬保健福祉センターにて福祉避難所運営訓練を行いました。本訓練は講義科目「災害・救護ボランティア演習」の一環として実施され、地域防災力の向上と学生の実践的学びを目的としています。
訓練の内容
まちあるき:参加者が自宅から避難所までの危険個所や所要時間を確認
避難所備品の確認:物資の点検や組み立て作業
避難所運営:避難者役を交え、主体的な協力を引き出す運営を体験
意見交換会:障がい者や外国人など配慮が必要なケース、個人情報の取り扱いについて学習
訓練は、本学近隣ではじめに開設する避難所である黒瀬保健福祉センターで行われ、学生は災害が発生したことを想定し、ハザードマップを確認しながら徒歩で移動しました。移動後、避難者の受け入れを想定し、受入れ側と避難者に分かれたロールプレイング形式で訓練を行いました。怪我の状態、年齢、性別、車いす利用や障がいのある要配慮者、国籍などが記されたビブスを着用した避難者を見て、複数ある部屋に分けます。個人の状態によって、どう分けて行くかをその場で判断する難しい訓練となりました。東広島市との合同訓練により、救急救命士として、もしもの時に備え、最前線で判断を求められる専門職としての責任感を涵養する機会となりました。
学生の学びと地域連携
学生は災害時における避難所運営の難しさを体験的に学び、福祉的視点を持った空間設計や運営方法を考える機会となりました。本学は今後も地域と連携し、安心・安全なまちづくりに貢献していきます。
株式会社東広島ケーブルメディア(通称)KAMONケーブルの取材を受ける学生