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救急救命学科2026.10.5

救急現場活動学(2年次)において「高齢者体験」を実施しました!

救急救命学科では、高齢者とのコミュニケーションについて理解を深めることを目的に、2年次の「救急現場活動学」において「高齢者体験」を実施しました。

高齢化が進む日本では、救急搬送される傷病者のうち高齢者が半数以上を占めています。救急救命士には、傷病の観察や処置に加え、高齢者一人ひとりの身体的・精神的特性を理解し、安心感を与えるコミュニケーションと適切な支援を行う力が求められます。

今回の実習では、学生が「体験者」「介助者」「観察者」の3つの役割に分かれ、高齢者疑似体験装具を装着して、日常生活動作を体験しました。

日常生活の中にある困難を体感
学生たちはグループごとに分かれ【演習テーマ名:①お茶のおもてなし②新聞を読む③トイレへ行く④食事をする⑤書類を記入する】という場面を体験しました。

高齢者疑似体験装具を装着し、視野の狭まりや見えにくさ、関節の動かしにくさ、筋力低下による身体的負担などを体験しました。普段は何気なく行っている動作でも、「文字が読みにくい」「コップを持つ手が震える」「歩くことに不安を感じる」といった困難が生じることを実感し、高齢者が日常生活で抱える課題への理解を深めました。

介助者役の学生は、体験者の状態を観察しながら、安全に動作できるよう支援しました。また、観察者は体験者の様子や介助方法を記録し、効果的な声かけや支援の方法について確認しました。

実習後の振り返りでは、相手の立場に立って考えることの大切さや、状況に応じた声かけ、高齢者の尊厳を尊重した支援の重要性について意見を交わしました。さらに、安全の確保と心理的な安心感の両立についても理解を深めました。

救急現場では、転倒や急病などによって不安を抱えた高齢者を搬送する場面が少なくありません。救急救命士には、医学的知識や技術だけでなく、高齢者の身体的特徴や生活背景を理解し、一人ひとりの状況に応じて適切に対応する力が求められます。

今回の実習を通して、学生たちは高齢者の身体的な不自由さや心理的な不安を体験し、傷病者の立場に立って考えることや、相手に寄り添った支援の大切さを学びました。

救急救命学科では、今後も実践的な学びを通して、高い専門性と豊かな人間性を備えた救急救命士の育成に取り組んでいきます。

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