本学を2024年度定年退職し、現在は島根県の公立邑智病院で薬剤部長を務める佐和先生との研究協議のため、分子微生物科学教室の教員が同病院を訪問しました。大学と地域医療の最前線の医療現場をつなぐ新たな連携の可能性を探る貴重な機会となりました。
公立邑智病院について
公立邑智病院は昭和58年から邑智郡3町(川本町、美郷町、邑南町)唯一の急性期・救急告示病院として地域医療を支えています。令和6年に完成した新棟は清潔で整備された環境が整っており、医療人材育成のための宿泊施設も完備されています。施設屋上にはリハビリが行える施設も整備されています。
協議の内容
今回の協議では、院長をはじめ多くの医療スタッフの皆様にお忙しい中ご参加いただき、以下について話し合いました。
感染症対策分野での協働について
今後の具体的な検討事項の確認
この協議は、本学が地域医療の発展にどのように貢献できるかを考える重要な機会となりました。大学で行われている研究が、実際の医療現場でどのように活用できるかについて、様々な視点から検討することができました。実現すれば、島根県や中国地方の医療発展に貢献できる取り組みになると期待しています。協議には本学の卒業生も参加していただき、現場で活躍している姿を見ることができました。大学で学んだ知識を活かして地域医療に貢献している姿は、教員として大変誇らしく、在学生にとっても良いお手本となります。
医療現場と大学が連携することで生まれた研究成果を活用し、地域社会に還元することができればと考えています。