教育×人 -リレー・エッセイ48-

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最も大切なものは判断力。
識見を持つ人を育てることが、教育の基本。

准教授 末田 拓也

博士(薬学)

専門分野:有機合成化学

教員としては、知識や技術の伝授のみにならないように気をつけています。本質を考えることなく、知識として単に詰め込んだだけでは、状況に大きな変化が起きた時に、自らの判断で対処することができません。仕事だけではなく日常生活においても、最も大切なものは判断力。しっかりとした教養の裏打ちのある人は、様々な状況下でも種々対応できると確信しています。そのような識見を持つ人を育てることが教育の基本と考えています。

現在、担当している科目に、「有機化学」と「機器分析学」があります。「有機化学」は、考える力を養成するのに最も適した科目の一つです。基礎知識をどのように利用するかにポイントが置かれます。まずは基礎知識を論理的に十分理解し、さらにそれらを論理的に組み合わせて種々の化学反応の理解や予想に役立てます。また、「機器分析学」は、有機化学と共に肉眼で、直接見ることのできない分子を扱うことから、出来るだけ日常生活で体感できる事柄とリンクさせることを常に考えています。想像力も鍛えられます。

2017年度は過保護なほどの教育環境を構築する予定です。上述のような論理的な考察を養成するためには、基本的な考え方を何度も繰り返し、呪文のように唱えることが必要と考えます。いつでも学生の側に居て解説することができませんから、ICTにもその役割を分担させ、今までにも増して学生の成長を後押しすることを考えています。

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