薬学の世界

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天然物資源から研究 生薬漢方診療学研究室

多職種 KAMPO セミナー(~ 医療介護シームレスケアに漢方薬を役立てる~)を開催しました。We held a multidisciplinary KAMPO seminar (~ Use Kampo for seamless care for medical care ~).

座長広島大学大学院医系科学研究科老年・がん看護開発学教授宮下美香先生の司会で、生薬漢方診療学の中島正光教授と広島県薬剤師会薬事情報センターセンター長水島美代子先生が多職種Kampoセミナーを開催しました。水島先生から多職種だからこそ、関われるポリファーマシーについてわかり易く説明がありました。その後、中島先生から地域医療における漢方の活用として、薬剤師、看護師、介護職のみなさんが漢方を知り、さらにその効果を知ることにより、地域医療に貢献できることが説明されました。そして、夫婦関係、人間関係を良好にすることが漢方ではできることが説明されました。また、最近大変多い、起立性調節障害、不登校などと間違われる水毒、フクロー型体質について診断の仕方、治療の仕方が説明されました。

広島大学病院Kampo study seminarを開催しました。Hiroshima University Hospital Kampo study seminar was held.

生薬漢方診療学教室の中島正光教授が、漢方専門医として医師・薬剤師向けに広島大学病院Kampo study seminarを開催しました。

継続した複数の病院に対して漢方の診療セミナーを医師薬剤師向けに開催しました。We held the continuous medical Kampo (Traditional Japanese Medicine) seminars for physicians and pharmacists.

複数の病院に対して診療セミナーを医師薬剤師向けに開催しました。講演内容は「症例から考える実践漢方」です。市立三次中央病院、庄原赤十字病院、庄原市立西城市民病院、三次市国民健康保険甲奴診療所などを結びWeb会議システムを使い研修会を開催しました。できるだけ実践的に、患者の治療に役立つ内容の講習会を開催しました。

漢方の和英辞書が出版されました。 漢方用語辞書(日本東洋医学会) The Dictionary of Kampo Medicine(Japan Society for Oriental Medicine)

念願でありました漢方の基本用語の最新和英辞書が出版されました。漢方の和英辞典はほとんどなく、今回日本東洋医学会で辞書編纂委員会を立ち上げ、漢方の国際化に対応できるように出版した。また、漢方の英文論文を作成するときなどに活用できるようにした。
(著者:赤尾清剛、奥見裕邦、貝沼茂三郎、加藤雅之、鈴木達彦、鈴木明子、中島正光、藤本誠、別府正志、堀田広満、村井政史、矢数芳英)

ノースキャロライナ大学薬学部学生に漢方のオンライン継続講義を開始。 We started continuous lectures about herbal medicine (Kampo medicine) to students at the University of North Carolina School of Pharmacy using Zoom.

ノースキャロライナ大学(University of North Carolina: UNC)は広島国際大学薬学部学生が毎年短期留学をおこなっている大学です(写真:UNCで参加した教育の研修会)。そして、UNCは薬学部教育部門で全米No1に輝く業績を上げています。当教室では2020年5月からUNCの薬学部の学生から依頼があり、日本とアメリカ間の継続的なZoomオンライン授業を始めました。

 

新型コロナウイルス肺炎に対する漢方治療案を掲載しました(漢方の臨床, 67巻, 2020).   Japanese herbal medicine (kampo) treatment for pneumonia due to novel coronavirus (COVID-19), (Journal of kampo medicine, 67, 585-591, 2020).

新型コロナウイルス肺炎に対する漢方治療案を掲載しました(漢方の臨床, 67巻, 585-591, 2020).

現在、新型コロナウイルスによるパンデミックが起こっており、漢方診療も試みようとされているが、この新型コロナウイルスのパンデミックは始まったばかりで不明な点が多く、有効な漢方はまだわかっていない。今後多くの研究によって病態、治療などがわかり、漢方治療の経験の蓄積、治験などもされて解明されていくであろう。現時点では、過去に起こったインフルエンザウイルスによるパンデミック「スペインかぜ」に対して大変有効であったと伝えられている漢方治療を活かした治療を考える必要があろう。論文では、急速で重篤な経過をとり、そして致死的になることのある新型コロナウイルによる肺炎に対する漢方治療を中心に記載した。

「スペインかぜ」を3タイプに別けて漢方治療を行い、この治療が大きな効果を示したと言われる。その3タイプは、①胃腸型、②肺炎型、③脳症型で、この3型に対応した漢方を選び治療した。胃腸型には香蘇散(香附子、蘇葉、陳皮、甘草、生姜)を主として、これに茯苓、白朮、半夏を加えた処方を活用し、肺炎型には小青竜湯(半夏、甘草、桂枝、五味子、細辛、芍薬、麻黄、乾姜)に杏仁、石膏を加えた方剤を、また高熱のため脳症を発するものには升麻葛根湯(葛根、芍薬、升麻、甘草、生姜)に白朮、川芎、細辛を加えた処方を運用した。 また、柴葛解肌湯、小柴胡湯桔梗石膏、柴陥湯についても述べた。

第37回和漢医薬学会学術総会を開催します(2020年8月29日~30日)

第37回和漢医薬学会学術総会(広島国際大学薬学部・生薬漢方診療学教授・中島正光実行委員長)を京都で開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響により、Web学会に変更して開催することになりました。京都薬科大学生薬分野教授松田久司大会会長と生薬漢方診療学・教授中島正光実行委員長により開催されます。期間は2020年8月29日~30日ですが、Web学会ですので、開催以後も一定期間講演、一般演題などを視聴することができます。漢方に関わる医師、薬剤師そして臨床、基礎研究者が集う総合学術集会です。是非ご参加ください。(http://square.umin.ac.jp/wakan37/)

プログラム
●特別講演
山田 秀和(近畿大学アンチエイジングセンター)「養生とEpigenetic Clock」
小田口 浩(北里大学東洋医学総合研究所)「高齢者に対する漢方治療 〜考え方と実践〜」
●教育講演
木村 郁子(富山短期大学 専攻科 食物栄養専攻)「私の和漢薬研究の過去、現在、未来」
●ランチョンセミナー                                                                                          中島 正光(広島国際大学生薬漢方診療学)
中島 正光(広島国際大学生薬漢方診療学)「過去の経験をいかす漢方 ~インフルエンザウイルスパンデミックの漢方および夜型体質 (フクロウ型体質)の漢方から学ぶ~」
三谷 和男(医)三谷ファミリークリニック、奈良県立医科大学大和漢方医学薬学センター)カゼ症候群の漢方治療を見直す ~コロナ禍の時代のなかで~
●シンポジウム
1)医薬連携トランスレーショナルリサーチシンポジウム -認知症と水滞-
オーガナイザー 中島 正光(広島国際大学薬学部 生薬漢方診療学)
認知症・臨床 浦上 克哉(鳥取大学医学部 生体制御学)
認知症・基礎 久保山 友晴(第一薬科大学薬学部 生薬学分野)
水滞・臨床  田原 英一(飯塚病院 漢方診療科)
水滞・基礎  五十嵐 信智(星薬科大学生体分子薬理学研究室)
2)次世代を担う若手研究者の会シンポジウム若手研究者が創出する和漢薬研究の新潮流
オーガナイザー 久保山 友晴(第一薬科大学薬学部 生薬学分野)
堀江 一郎(山口東京理科大学薬学部生体防御学分野)
中嶋 聡一(京都薬科大学薬学部 生薬学分野)
和漢薬からの神経新生促進物質の探索と糖化タンパク質の影響
伊藤 直樹(北里大学東洋医学総合研究所 臨床研究部)
加齢性疾患に対する漢方薬の未病制御~老化促進モデルマウス研究から見えてきたもの
楠瀬 直喜(山口東京理科大学薬学部 生薬学・漢方分野)
時間生物学的視点から見る生薬学・漢方
中村 賢一 (鈴鹿医療科学大学薬学部 化学系薬学分野)
ヒト腸内細菌による和漢薬成分の代謝研究 ~C-配糖体puerarinの代謝機構の解析~
3)天然薬物研究方法論アカデミー・シンポジウム
オーガナイザー牧野 利明(名古屋市立大学 医療分子機能薬学講座 生薬学分野)
赤瀬 朋秀(日本経済大学 経営学部・大学院)
牧野 利明(名古屋市立大学大学院薬学研究科 医療分子機能薬学講座 生薬学分野)
清原 寛章(北里大学 大村智記念研究所 和漢薬物学)
堀江 一郎(山口東京理科大学薬学部 生体防御学分野)

第29回漢方治療研究会エクスカーション(道修町ツアー)が「漢方の臨床」に掲載

第29回漢方治療研究会(大会会長:広島国際大学生薬漢方診療学・教授中島正光)がOIT梅田タワーの常翔ホール(常翔学園:広島国際大学、大阪工業大学、摂南大学)で開催されましたが、大会前日に開催されたエクスカーションの様子が光野彩子先生により雑誌漢方の臨床に掲載されました。企画実行は光野彩子先生で、古くから続いてきた大阪の薬の町、道修町で見学、研修を行いました。案内役の中には医史学のスターである小曽戸洋先生、真柳誠先生がおられ、豪華なエクスカーションでした。
道修町は、船場のうち北から5番目の町で、かつては薬問屋があった名残から現在でも多くの製薬会社が軒を連ね、東京・日本橋本町とともに日本を代表する「薬の街」として知られます。医師、薬剤師には大変興味ある町です。沢山のご参加ありがとうございました。大変楽しい勉強になるエクスカーションでございました。以下に内容項目を記載します。

(文献:光野彩子,漢方の臨床,第67巻,2020)
①道修町ミュージアムストリート(田辺三菱製薬広報部・白石氏)
②講演「道修町の歴史」(「くすりの道修町資料館」深澤恒夫館長)
③くすりの道修町資料館見学(少彦名神社の社務所ビル3階・深澤館長)
④少彦名神社(神農さん)参拝
⑤武田科学振興財団杏雨書屋見学(小曽戸洋副館長、百瀬祐氏)
⑥田辺三菱製薬史料館見学(松本佑子氏)
⑦大日本製

第29回漢方治療研究会【開催予告】

第29回漢方治療研究会(主催:東亜医学協会)で、2019年10月6日(日)、大阪市のOIT梅田タワーにて開催いたします。

今回は「書を読み、法を用い、未だ方を守らず、心を得るとなす」をテーマに、当日は特別講演2題「あたらしい「証」への挑戦」(演者:栁原茂人)、「兵庫県における漢方と中島随象先生のDNA」(演者:西本隆)のほか、特別企画、ランチョンセミナー、一般講演17題を予定しています。

会場のOIT梅田タワーは大阪中心部の大阪・梅田駅から至近(徒歩5〜10分程度)の施設です(アクセス:下図参照)。

第29回漢方治療研究会ポスター

第29回漢方治療研究会ポスター

OIT梅田タワーへのアクセス

OIT梅田タワーへのアクセス

 

 

A lecture to Pharm.D. exchange students (Mercer University and University of Tennessee) on Kampo medicine (Japanese herbal medicine)

Mercer University (MU) University of Tennessee (UT) からの交換留学生が広島国際大学を訪問し、生薬漢方診療学教室中島正光教授が漢方診療のレクチャーを行ないました。皆さんに日本独特の漢方に興味を持っていただけました。漢方のレクチャーの前にありました、本学薬学部学生とMUUT Pharm.D.の学生との発表会も素晴らしいものでした。中島先生は、この交換留学プログラムの世話を広島大学医学部時代から行っているそうです。写真は、レクチャー時の、MUUT及び本学学生の皆さんです。今後、本学薬学部の学生たちがグローバルな活動をしてくれるものと期待しています。

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