2018.02.08 / 地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト
プロジェクトメンバーによる活動報告
豊島豊浜町の高齢者サロン「声を出す会」を訪問!
1月20日、瀬戸内イキイキプロジェクトのメンバー11人で、豊島の高齢者サロン「声を出す会」を訪問しました。会場には12人の島の方々がいらっしゃり、活動に参加してくださいました。
今回の活動目標は、
1)高齢者が健康チェックを通して自身の健康状態を把握、また脱水が日常生活で身近に起こることを理解し、健康に関する意識を高めることができる。
2)高齢者との関わりを通して島での暮らしや生活の知恵について知り、得た情報を共有し今後の活動の参考にする。
3)高齢者と積極的にコミュニケーションをとることができる。
の3つでした。
サロン訪問前の準備日では、高齢者の脱水について、原因や予防法など勉強して知識を身に付けました。リハーサルでは、参加者によく伝わるようにゆっくり、はっきり話すことや笑顔を忘れないこと、参加者の反応を大切にすることに気を付けました。
最初におこなった健康チェックでは、看護学科3年、2年が血圧測定と脈拍測定、1年が動脈血中の酸素量を示すSpO2の測定を行いました。
健康チェック終了後、脱水予防についての健康教育を行いました。まずは現在の自分がいつどのくらいの水分を摂取しているのかを見直し、どのタイミングで水分を摂取するのが最適かを学生と一緒に考えました。
次に、経口補水液(ORS)の液状タイプとゼリータイプ、ポカリスエットを飲み比べしていただきました。また、参加者の中から1人に代表して、「自宅でも簡単に作れる経口補水液(ORS)」を作って試飲していただきました。
そして、今回の脱水に関するおさらいクイズを出題することにより、脱水対策として何をいつどんなときに摂取したらよいのかを一緒に復習することができました。
最後に、医療栄養学科の学生が豊島の特産品のみかんとレモンを使って考案したレシピ「白菜とみかんのヨーグルトサラダ」と「大根とレモンのさっぱり漬け」の紹介を行いました。
参加者からは「冬は脱水にならないと思っていたので、これから冬でも脱水に気を付けていきたい」「初めて学ぶことがあってとても勉強になった」などのとてもうれしい感想をいただきました。私たちメンバーも参加者の方とたくさんお話ができ、とても充実した活動となりました。
【記事作成】
伊藤日向未(看護学科1年)
藤原万由子(看護学科1年)