常翔学園 広島国際大学

課外教育プログラム
地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト

瀬戸内の島々で高齢者の方が活き活きと暮らし続けるため、地域の活性化を目的に、看護学部の学生が健康に関する知識を提供します。現在は大崎上島と豊島を舞台に活動しています。

2018年の記事一覧

今年度初の大崎上島高齢者サロンへ参加!

11月24日、プロジェクトのメンバー11人、教員1人で、大崎上島の東原下サロンを訪問しました。会場の東原下集会所には16人の方が参加してくださいました。
今回の活動目標は、
1)高齢者が健康チェックを通して自身の健康状態を把握、また脱水が日常生活で身近に起こることを理解し、健康に関する意識を高めることができる。
2)高齢者との関わりを通して島での暮らしや生活の知恵について知り、得た情報を共有し今後の活動の参考にする。
3)高齢者と積極的にコミュニケーションをとることができる。
の3つでした。

健康チェックでは、血圧、脈拍、SpO2に加え握力を測定しました。参加していただいた方の中には、研究者に協力し高血圧対策としてレモン汁を積極的に摂取していた方や、血圧を自己管理していた方などもいらっしゃり、健康に対する意識の高い方が多いことが伺えました。

健康チェックの様子

健康チェック終了後の会食では、島の特産品であるレモンや柚子をたくさん用いた食事をいただきました。中でも印象に残っているものは、柚子味噌の効いたヌタで、中には干し柿が入っておりとても美味しかったです。

会食中の会話で島の方々の生活や趣味、普段のサロンの様子を知り、島についての理解をより深めることが出来ました。
また、お土産として、温州みかんや炊き込みご飯を頂き、サロンの方々の温かさに触れました。


健康教育では「高齢者の脱水予防とその対処法」を実施し、手の甲の皮膚をつまむことによる脱水状態の簡便な見分け方、スポーツドリンクと経口補水液の使い分け、冬場にも脱水が起こりやすいことなどを紹介しました。

説明の途中に設けた質問コーナー・感想発表の場では「腎臓の機能が加齢によりどのくらい低下するのか」「スポーツドリンクと経口補水液の飲み分ける理由を理解できた」「レモンを使った健康レシピを実際に作ってみたい」などの声があり、健康教育による健康意識の向上や正しい脱水の予防・対処方法などの知識の定着が伺えました。


さらに、昨年私たちがサロンで紹介した転倒予防の体操のひとつ、「タオルギャザー」を今も継続している方もいらっしゃり、健康教育による知識の定着が見られ、イキイキプロジェクトの活動が島の方々の健康維持・増進に携わっていることを実感しました。

活動終了後は清風館、木造5階建ての民家、くまさんのオブジェ、二子島を観光しました。大崎上島の風光明媚な場に訪れるたび学生からは、「綺麗!」「また行きたい!」などの声を聞くことができました。

帰路のフェリーで見た夕日

正岡祐貴、仙波陸志(看護学科2年)
竹本有希(同1年)

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