医療技術学科
生命維持管理装置とは人工心肺、ペースメーカー、人工呼吸器、人工透析装置など生命を維持するために必要な循環や呼吸、代謝等の生命機能の一部を肩代わりする機器のことです。臨床工学技士は、治療が必要な心不全や呼吸不全、腎不全などの患者さんの状態に合わせて各装置の設定を調整し、安全な治療の手助けをしていきます。また、手術室や集中治療室で使用する医療機器をいつでも故障なく正しく安全に使えるよう保守管理も行い、さらには医療スタッフの研修を行う役割も担っています。
科学技術の発展にともない病院でも様々な医療機器が導入されています。しかし、それらの誤った使い方や故障は、患者さんの生命を脅かします。また年々、高度化、複雑化しており、医師や看護師では十分な対応が困難です。そこで、医学と工学の双方の専門性を持ち、取り扱いに精通した臨床工学技士の存在が必要不可欠となってきました。
医療機器の安全性や経済性を確保することは今後も臨床で重要なテーマとなり、医療機器を専門的に取り扱う窓口である臨床工学技士は益々活躍することでしょう。
また科学技術の進歩はさらに高度な治療技術を生み、最先端の機器を操作することにより患者さんへの医療にさらに深く貢献できる仕事になるでしょう。
人工心肺装置,人工呼吸器,人工透析装置など先端医療機器の操作・保守・管理のプロフェッショナルです。
各種医療機器やシステムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識や、それを実際に医療に応用できる能力についての学会認定の資格試験です。
血液や尿などの検体検査や心電図やエコー等、生体検査のスペシャリストです。臨床検査学専攻の指定科目の履修により、臨床工学技士と臨床検査技師のWライセンス取得への挑戦も可能です。
本学合格率(新卒:59名中57名)96.6%
全国平均 81.9%
卒業生(57名中52名)91.2%
※就職率については、就職者数/就職希望者数としている。
※2017年6月1日現在