「人の命と地域を守りたい」という思いから、この仕事を選びました
- 赤穂市消防本部 救急救命士(救急救命学専攻 2019年度卒業)
- 木村 大輔

Q.広島国際大学救急救命学科(救急救命学専攻)を選んだきっかけ、もしくは決め手はなんですか?
幼少期から人を助ける仕事に憧れがあり、救急救命士という職業に強い関心を抱いていました。広島国際大学救急救命学専攻は、専門的な知識と実践力をバランスよく学べる環境が整っており、国家試験対策や現場で活躍するための教育が充実していることに魅力を感じ、進学を決めました。
Q.現在、ご担当されている業務とその仕事を選んだ理由をお教えください。
現在は、総務課防災企画係に所属し、消防団や地域防災に関する業務を担当しています。防災教室の実施や、消火栓・防火水槽など地域の防災設備の整備を行っています。加えて、救急車での出場や火災現場での活動も行っており、救急救命士としての知識や経験を日々の現場で活かしています。「人の命と地域を守りたい」という思いから、この仕事を選びました。
Q.広島国際大学救急救命学科(救急救命学専攻)で受講した授業のうち、思い出のある授業な何ですか?
病理学、救急救命学実習
特に印象に残っているのは、病理学と救急救命学実習です。病理学では細胞や組織の変化を通して病気の本質や病態生理を体系的に学び、医療の基盤を理解することができました。救急救命学実習では、現場を想定したシミュレーションを重ねることで、実践的な判断力と対応力が養われました。また、沖縄の米軍基地内にある消防署や病院の見学では、国内とは異なる救急体制に触れ、視野を広げる貴重な経験となりました。
Q.学生時代を振り返って広島国際大学救急救命学科(救急救命学専攻)の魅力はどんなところにあると思いますか?
広島国際大学救急救命学専攻の魅力は、実践的な学びと仲間との絆にあります。現場を想定したシミュレーション実習や外部実習を通じて、知識と技術を深めることができます。国家試験前にはゼミ生同士で朝から晩まで教え合い、苦楽を共にしながら乗り越えた経験は今でも大きな財産です。先生方の熱心な指導もあり、高い目標に向けて一丸となって努力できる環境が整っています。
Q.高校生の時に頑張っておいてよかった(頑張っておいた方がいい)と思われることがあれば、お教えください。
大学で本格的に学び始めると、基礎的な知識や体力、そして何より自ら学ぶ姿勢がとても大切だと実感します。高校生のうちに、学ぶ習慣や基本的な体づくりに取り組んでおくことは、将来必ず自分を助けてくれます。「準備してきた人にしか、踏み出せない一歩がある」その言葉の重みを、現場に立つ今、強く感じています。焦らずに、でも確実に。目の前のことに丁寧に向き合うことが、未来への一歩になります。