将来は、専門的に放射線治療に従事したい
- 綜合病院山口赤十字病院 診療放射線技師(診療放射線学科 2018年度卒業)
- 江本 拓哉

(1)広島国際大学診療放射線学科を選んだきっかけ、もしくは決め手はなんですか?
私は山口県出身であり、近隣で放射線技師養成校を探した時に広島国際大学の国家試験合格率の高さに魅力を感じ進学を決めました。広国には実際に診療放射線技師として医療現場で働かれていた先生が多数在籍されており、現場で得た知見を含め様々な角度から診療放射線技師として必要な知識を指導してくれます。技師以外にも様々な分野の専門家が在籍しているため色々なことに興味もわくと思います。教員との距離も近いため分からないこともすぐに聞ける環境が整っています。
(2)現在、ご担当されている業務とその仕事を選んだ理由をお教えください。
私は現在全てのモダリティ1をローテーションし、日々業務にあたっています。中でも放射線治療に興味があり、日々勉強している最中ですが将来は専門的に従事したいと考えています。放射線治療はがん治療の3本柱の1つであり、診療放射線技師が唯一患者さんを検査するのではなく放射線を使って治療する業務です。患者さんの将来を左右する大切な業務になりますが、患者さんの回復を日々感じることができ、「今日もありがとう」と言って貰ったときには大きなやりがいを感じる仕事です。
1 モダリティ:X線、CT、MRI、超音波など、様々な医療機器を指す言葉として使われます。
(3)広島国際大学診療放射線学科で受講した授業のうち、思い出のある授業は何ですか?
臨床実習Ⅱ
臨床実習Ⅱでは学外の病院へ出向き、実際の診療放射線技師の仕事を見て、学ぶことができます。教科書で習った点と点の知識が繋がったと感じることができたのを今でも覚えています。とても充実した実習で10週間があっという間でした。実際の臨床現場を見ることで自分の将来像をよりイメージしやすくなり、モチベーションも上がると思います。
(4)学生時代を振り返って広島国際大学診療放射線学科の魅力はどんなところにあると思いますか?
やはり広島国際大学の最大の魅力は大学の施設内に総合病院顔負けの放射線施設がそろっているところです。将来実際に現場で取り扱う機器が身近にあり、それらを使って実習をすることで自分たちの仕事をよりイメージしやすくなると思います。また、その施設で研究を行うこともできるので国家試験の勉強以外にも自分の興味のあることを一流の教員と追求することもできます。大学は自分で自分の好きなことを学べる場所なので、是非4年間使って色々なことに挑戦してみてください。
(5)高校生の時に頑張っておいてよかった(頑張っておいた方がいい)と思われることがあれば、お教えください。
大学時代は楽しいことが多いですが、1年生からコツコツと基礎を固めておくことが大切です。4年生になると実習や卒業研究、就職活動など、国家試験勉強以外にもやるべきことが山積します。そこで1番大切なことは一人で抱え込まず、友人や先生を積極的に相談し、頼るコミュニケーション能力です。それは就職して、病院で働く時、そしてその先のキャリアへ繋がるためにも必ず役に立ちます。高校生の時から積極的に周りとコミュニケーションを取ってみてください。