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結果を出す指導力
Teaching Skills

救急救命学科

結果を出す指導力の根幹

博士(医療工学)、公共政策学修士、救急救命士 (准教授)
佐々木 広一
結果を出す指導力の根幹

学生との信頼関係の構築

常に学生の意見に耳を傾けることを心掛けています。学生たちが自分の考えや疑問を自由に表現できるようにすることで、学習意欲を維持できる環境を作るよう意識しています。具体的には、講義や実習の後に時間を設けて質問を受け付けたり、オフィスアワーでも積極的に個別の相談に応じたりしています。学生の意見を遮らずに傾聴し、その上で指摘や指導を行うことを重要視しています。これにより、学生たちは自分の考えを述べることができ、自分の学びに対する責任感を持つようになります。

 

双方向のコミュニケーション

私は学生との対話を重視し、双方向のコミュニケーションを重視しています。講義中での質問の投げかけや、時に学生が司会進行するなど、学生たちが積極的に参加できるような授業を展開しています。また、実習中にはフィードバックを行い、学生が自分の行動を振り返る機会を提供します。これにより、人に指摘されて気づくよりも自分自身で気づくことで、学生は自分の強みや弱みを理解でき、次のステップに進むための具体的な方策を得ることができると考えています

 

メリハリの重要性

例えば実習では、「訓練人形は傷病者」であり「実習室は救急現場」であることを意識し「命を扱う仕事」であることを常に大前提としており、指導者も学生も緊張感を持ったシミュレーションを行うことが可能となります。

しかし、あまりに長時間、緊張状態が続くことは教育としては非効率かも知れません。緊張と緩和を使い分けて、何よりも「勉強が楽しい」と思える環境を提供していくことを考えています。

 

指導者自身の成長

指導する教員自身も常に学び続けることが重要です。過去の経験は重要ですが、救急医療の分野は日々進化しており、最新の知識や技術を学び続けることで、学生にとって信頼できる存在であり続けることができます。例えば、学会発表や論文投稿を行い、自分のスキルを磨き続ける努力を怠らず、「救急救命士のモデルとしての指導者」であることが重要だと考えます。

救急救命士である教員の姿を見て、「入学した時よりも、救急救命士になりたい気持ちが強くなった」と思わせることが、先輩救急救命士としての責務であり、日々のやりがいに繋がるとも考えます。

 

私の信念

結果を出す指導力は、学生との信頼関係の構築と指導者自身の成長にかかっています。学生が安心して学び、自分の意見や疑問を自由に表現できる環境を作ることが、彼らの成長を促す大きな要因となります。また、指導者自身が常に最新の知識や技術を学び続けることで、学生に対する信頼を維持し、彼らの学びへの意欲を引き出すことができます。

これからも、私はこの信念を持ち続け、次世代の救急救命士を育てるために全力を尽くしていきたいと思います。

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