ヒロ国で、私が覚醒した瞬間!
- 川上 裕介さん
他学科と関わり学ぶ中で、リアルな現場をイメージできるようになりました。
高校生のとき、さまざまな大学が集まり学科を紹介するイベントに足を運びました。
そこに内視鏡や医療機器を紹介するコーナーがあり、初めて臨床工学技士という仕事を知り興味を持つことに。
歴史の浅い職種で、これから機械と薬剤が主流となって進化していくなか、その担い手となる将来性にも面白みを感じました。
どうしても“機械のスペシャリスト”というイメージになりがちですが、大切なのは機械の先につながっている患者さんを見ること。
生命維持装置なら、患者さんの機能の一部を代行しているわけで、機械に集中するのではなく、患者さんがいることを忘れてはいけないと授業では教えられたことが、この職種の本質を見つめ直すきっかけとなりました。
また、臨床工学技士は、治療方針を工学的なアプローチで提案し、医師以外で治療に携わることができる仕事でもあります。
一方で、看護師との連携や他職種とのコミュニケーションも不可欠で、IPE(専門職連携教育)の授業でそれは学ぶことができます。
僕はIPEで、それまでとは変わった自分と出会えました。いざ現場でひとつの症例を扱うとき、他職種のメンバーとどう関わるか知らないことばかりだったのです。
リアルな現場とはこれだ、と気づいてからは、より現場を想定しながら勉強に取り組むことができ、教科書を覚えるだけでなく、知識を自分のものとして応用できなければと奮起しました。
将来は、今興味のあるカテーテルやペースメーカーによる治療を勉強し、より患者さんに近い場所で活躍できる技士の道を切り拓きたいです。
休みは思いっきり楽しむ!友人たちと