ヒロコク生 等身大のストーリー
- 松田 美和さん
私は現在、大阪大学大学院医学系研究科分子病理学研究室で大学院生として研究・勉強に励んでいます。
所属している研究室では、がん診断や予後に関係する新たな因子や異常の探索・がん幹細胞の基本性質を調べることにより、新たな治療法の開発や治療標的の発見を目指し、日々研究を行っています。
また、私はがんプロフェッショナル養成プラン(がんプロ)に所属しており、細胞検査士になるための講義・実習を受けています。このようながんプロコースを設置している大学院は全国的にみても多くはありません。細胞検査士の試験には、筆記試験と実技試験があります。実技試験では、様々な病変部位から採取された細胞を顕微鏡で観察し、癌細胞か否かの鑑別をしなければいけません。
教科書的な典型例でない標本も多く、自分の中で判定基準がなかなか定まらず診断が困難なことが多々あり、形態学の難しさを実感しています。しかし、経験豊富な先生にすぐ質問することが出来るので一つずつ丁寧に理解を深めながら、修士課程の研究と細胞検査士資格取得に向けて日々励んでいます。