2013年09月26日

4大学合同で東広島キャンパスの医療機器を体験!!

2013年9月9日(月)~11日(水)にかけての3日間、
広島市立大学・広島工業大学と本学学生が合同で医療機器を模擬体験する、
「早期医療体験実習」を東広島キャンパスで実施しました。

本実習は、文部科学省の「大学間連携共同教育推進事業」に採択された、
広島大学、広島市立大学、広島工業大学と本学の4大学による連携事業、
「臨床情報医工学に卓越した地域の先進医療をチームで担う人材育成」の一環であり、
1年生を対象に実施したものです。

最終日の9月11日(水)、冒頭の挨拶で診療放射線学科の大倉教授は、
「この実習は普段見られないような機器をいろいろと見られる絶好の機会。
楽しみながらも何かを学んで帰ってもらいたい。」
と、実習にかける想いを参加学生に語りかけました。


↑ 実習開始

まずは診療放射線学科の医療機器を体験。
そもそも放射線とは何なのかについて簡単な講義を受けた後、
放射線を利用して人体の疾患などを発見できる、
大学にはあまり例のない珍しい機器の数々を見て回りました。

 
↑ 放射線についての講義                   ↑ X線テレビシステムを体験!

 
↑ 乳房撮影専用の装置                    ↑ 大学では珍しい医療用リニアック

続いて救急救命学専攻の実習室へ移動。
救急救命活動を練習するための人体ファントムは、
なんと人体の様々な状態を再現するために呼吸や咳もします!!
学生の皆さんも興味津々でした。

 
↑ 呼吸や咳もする人体ファントム              ↑ 自宅の救急救命活動をシミュレーションする実習室

臨床工学専攻の実習室では、臨床工学技士の仕事について、
医療機器や映像を交えながらの解説がありました。
比較的新しい職種ながらも、高度な医療機器を使いこなす臨床工学技士は、
医療現場になくてはならない存在です。

 
↑ 臨床工学技士はとても困難な手術を支える重要な役割を担っています

 
↑ 臨床工学技士は人工透析の操作も担います。実際に使用する機器にも触れました

最後には臨床検査学専攻の実習室を体験。
患者さんに対する適切な治療には、臨床検査技師の緻密な検査が不可欠です。
そういった重要な職種であるという解説を受けながら、
用意されていた実験に盛り上がっていました。

 
↑ 臨床検査技師という仕事の解説を受けたあと、実験を少し体験しました

1日のプログラムを終えて、
広島工業大学 生命学部 生体医工学科で臨床工学技士を目指す竹内雄紀さんは、
「普段見ることのできない医療機器を見られたことも去ることながら、
小児用の心肺を専門とした先生から、
現場で活躍されてきた先生ならではのお話を聞くことができて、
とても参考になりました。」
との感想をお寄せいただきました。


↑ 左側が竹内さん

この早期医療体験実習での経験が、
学生さんが将来、地域の先進医療チームを担う人材になる手助けになれば幸いです。


↑ 皆さん、1日お疲れ様でした!

広島国際大学 企画課