2015年01月29日
看護学部教員が呉市の子育て支援団体主催の講座で講演しました。
2015年1月25日(日)、広市民センター6階にある、
広まちづくりセンターの調理室・工作室にて、
呉市と連携して呉市すこやか子育て協会が主催となり、
『平成26年度「パパソフ講座」』が開催され、
本学看護学部の梅田弘子講師が、
「子育て・孫育てにおける関係づくりと子どもの特徴と安全」をテーマに講演しました。
梅田講師はもともと、学生主体の地域活動である、
育MENプロジェクトやLCFプロジェクトなどに顧問として関わるとともに、
呉市すこやか子育て支援協会が運営する子育て支援拠点施設「ひろひろ・ば」で、
子育て支援に関わるイベントや取組を実施するなど、
呉市の子育て支援に資する活動を進めてきました。
そうした経緯もあり、梅田講師が講演することとなりました。
「ひろひろ・ば」センター長の中岡博美氏は、
「一昨年の第1回に続き2回目となる「パパソフ講座」は、
子育てはお母さんだけでなく、お父さんも一緒にするものだということを、
お父さん・おじいちゃん(パパソフ)にもっと知ってもらいたい、という思いから始めた講座です。
梅田講師には、第1回に続いて2回目も講演していただいております。
これからも継続して様々なイベントを実施していきたいと思っています。」
と、講座の趣旨をお話しくださいました。
講座には、子育てに関心がある「パパソフ」9名が受講されていました。
中には、気が付いたら奥さんに応募されていたという方も!
それだけお父さんの子育て参加を求める声が高まっている、ということでしょうか。
進行の中では、クリッカー(※)を用いて随時意識調査を行ったり、
自身がどんなタイプのお父さんなのかをチェックしたりと、
受講者が自身を顧みながら参加できる内容となっていました。
最初に親と祖父母のコミュニケーションについて、
梅田講師の実体験を交えながらのお話がありました。
世代が異なるからこそ、どうしても生じてしまう認識の齟齬(そご)。
親世代、祖父母世代がお互いに、子どもあるいは孫への愛情があるがゆえに、
その強い思いが時にぶつかり合うこともありますが、
子どもの成長を切に願う気持ちによるものなのです。
その問題を解消するためには、
育児の司令塔はあくまで親、祖父母は見守り支えるという形が理想だということです。
大きく頷きながら聴講する受講者の姿が印象的でした。
その後、子どもの発達や病気に関わる基礎知識や対応策、
安全配慮に関わる基礎知識を学びました。
講座では講演後、実際の育MENが講師となって、
料理教室やワークショップが行われました。
講演終了後には、受講された「パパソフ」から育児の相談を受けたり、
「パパソフ」同士が交流して情報交換をする等、
大変有意義な講座となったようです。
入試センター 広報係
※クリッカーとは・・・
聴衆が手元にある端末のボタンを押して回答すると、即座に集計されてスクリーンなどに表示されるシステム