2015年02月18日

第4回リハビリテーション支援学科セミナー「障がい者スポーツ体験~ボッチャ大会と車いすスラローム走行をしましょう!~」を開催しました。

2015年2月7日(土)13:30~15:30、東広島キャンパス3号館1階の適合実習室で、
「第4回リハビリテーション支援学科セミナー・障がい者スポーツ体験
~ボッチャ大会と車いすスラローム走行をしましょう!~」を開催しました。
当日は、障がいのために車いすを利用されている方や施設職員の方など、
8名の皆様にご参加いただきました。

ボッチャとは、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案された、
パラリンピックの正式種目でもあるスポーツで、
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、
赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、
他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
ボールを投げられなくても、
介助者の持つランプスと呼ばれる勾配具を使って、ボールを転がすことができます。
※ボッチャの詳細はこちらをご覧ください。

会場となった適合実習室にコートを設け、
2チームに分かれてボッチャのゲームを5セット実施し、大いに盛り上がりました。

 
↑ ボッチャ大会の様子。皆様、積極的にご参加くださいました

また、車いすでのスラローム走行によるタイムトライアルにも、
チャレンジしていただきました。
具体的には、白・赤のゲートで示される前進・後進のルールに沿ってコースを走行し、
走行タイムを競います。


↑ スラローム走行を車いすで上手にこなされていました

参加くださった皆様は、声を上げて笑いながら、
とても楽しんでいただけた様子でした。

今回の講座では、車いすスラロームの介助やボッチャの審判など、
学科の学生らが運営に深く携わり、
実際に障がいを持つ方々と関わるいい機会となったようです。

障がい者スポーツを広く知ってほしい、との思いから実施した本講座を通して、
障がい者スポーツは、障がいのある方だけのものではなく、
みんなで楽しむことができるスポーツなのだということを、
改めて実感しました。
次回もまた、新たな交流が実現することを目標に、
講座を企画・開催してまいります。

石原 恵子(総合リハビリテーション学部・リハビリテーション支援学科教授