2015年03月05日

海外留学支援事業 留学報告会を開催!

2月19日(木)、東広島キャンパス153教室において、
海外留学支援事業 留学報告会が開催されました。

今回の発表者は、大学院医療・福祉科学研究科医療工学専攻の
中原慧美さん(1年次)と山縣桃子さん(2年次)の2名でした。

中原さんは、約3ヵ月にわたりアメリカのミネソタ州にあるミネソタ大学にて、
放射線治療における治療計画と品質管理を目的に、研究を行いました。

特に、印象的だったのは、日本とアメリカにおける診療放射線技師の
在り方の違いでした。日本には診療放射線技師という資格がありますが、
アメリカではこの資格は無く、細かく5つの職種に分かれていました。

研修の間、大学病院での研究や講義だけでなく、アメリカでの学会にも参加したり、
ルームメイトとさまざまな行事を楽しんだりと、学業だけでなく、
私生活でも充実した時間を過ごすことができました。

山縣さんは、約半年間、アメリカのネブラスカ州にあるネブラスカ大学にて、
非線形解析に関する知識および英語の習得を目的とする海外研修に参加しました。

教授の実体験を交えた「研究者になるために必要なこと」を説いた講義では、
研究者間の関係をどのように築いていったらよいかなど、
普段はあまり聞けない貴重な話もありました。

中でも驚いたのは、リーディングの宿題が毎週100枚程度渡され、
それに関するディベートが行われるということです。
とても苦労しましたが、友達に読み方のコツを教えてもらうことで、
この困難を乗りこえることができました。

2人の報告からは、日本だけでなく、より広い視野で
物事を見たいという意欲はもちろんのこと、
教授や両親、また、友人らの支えがあってこその
海外研修なのだと強く感じました。

海外留学研修を考えている方、また興味のある方は、
ぜひ国際交流センターに足を運んでみてはいかがでしょうか。

中原さんの発表

山縣さんの発表

学生広報スタッフ 伊藤佳奈(診療放射線学科2年)