2019年10月29日

子育て応援イベントで医療福祉学科のブースが大盛況

10月6日、近畿大学工学部広島キャンパス(東広島市)で開催された「こども未来フェスタ」に、医療福祉学科の2つのゼミがブースを出展しました。

梅田弘子講師のゼミ生は、小児がん患者支援の輪を広げる「レモネードスタンド」を実施。この取り組みは、レモネードの販売利益を小児がんの治療研究に活用しようとするもので、予定していた300杯のレモネード(ホット・アイス)とレモンスカッシュは、昼過ぎには完売する好評ぶりでした。闘病中のアメリカの少女が始めたことでメディアの注目が集まり、アメリカでは有名な「レモネードスタンド」ですが、「日本ではあまり知られていないので、意識啓発を図りたいと思いました」とリーダーの井上舞香さん(3年)。映像や書籍などを通じて、「レモネードスタンド」の歴史や内容、小児がんに関する知識を深めて、ブース出展に臨みました。当日は飲み物と一緒に、レモンをモチーフにしたオリジナルのしおりとパンフレットを配布し、支援の必要性を呼び掛けました。
「完売するのが目的ではなく、知ってもらうことで支援に繋げるという観点が大切。チャリティーに必要な視点を学ぶことができました」
と井上さんは振り返ります。

支援の必要性に共感した来場者に来場者にレモネードを手渡す学生

また、三吉愛子講師のゼミ生は、かわいい動物やキャラクターのバルーンアート、折り紙を来場した子供たちにプレゼントしました。色とりどりのバルーンや折り紙で鮮やかに彩ったブースに、子供たちは興味津々。ウキウキしながらお気に入りのバルーンアート・折り紙を選ぶ姿であふれていました。この日のために準備しておいたものは、あっという間になくなり、作っては手渡すという大忙しの1日となりました。
リーダーの宮地慎哉さん(同)は、
「楽しく幸せなひとときとなるように、動物や花など題材を考えて折り紙とバルーンを準備しました。子供たちの笑顔が何よりの成果です」
と声を弾ませました。

好きなバルーンや折り紙を選ぶ子どもたちでにぎわうブース

「レモネードスタンド」で得られた利益31,360円は、日本の普及団体・レモネードスタンドジャパンを通じて小児がん患者への支援に使われる予定です。

広報室