2015年04月14日

医療人として、人として笑うことの意味を考える~専門職業人に大切なことをみんなで学ぶ「広国DAY」開催~

4月7日(火)、広国DAYが開催されました。

広国DAYの目的は、学生が学部・学科・学年の枠を超えて
「専門職業人としての意識」を醸成・共有することを目指したイベントです。

今回のイベントは、まず、広国大IPE(専門職連携教育)についての説明、
次に外部講師を招いてのIPE・就業力育成プログラム共同開催講演会でした。
講演会は遠隔講義システムを利用し、東広島キャンパス・
呉キャンパス・広島キャンパスを中継して開催ました。

広国大IPEでは、大学が実施するIPEの概要について、
スライドショーを使っての発表となりました。
1年生にとっては、これから自分が学ぶ専門分野が、
医療や福祉の中でどのような役割を担うのかを学ぶことができ、
2~4年生にとっては、現場で実際に働く際の、
専門職間でのやり取りが垣間見えたことと思います。

参加した学生は真剣に耳を傾けていました

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、IPE・就業力育成プログラム共同開催講演会では、
外部講師として中井宏次氏をお招きし、
医療人として、人として笑うことの大切さ、
働くことにおける笑いの重要性を教えていただきました。
中井氏は「医笑同源:笑い(ユーモア)で心豊かな歓びのある生活を!」をテーマに、
「NPO法人健康笑い塾」を設立し、
講演会などを通じて、生活における笑い(ユーモア)の大切さを啓蒙活動しています。
講演では、ユーモア満載の小噺(こばなし)を交えて学生から笑いを引き出し、
実際に笑わせることで、
笑いがどれだけ人の心を動かすことができるのかを実演してくださいました。

中井さんの熱いご講演に、学生は引き込まれていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、中井氏は学生に「今幸せな人、手あげて」と投げかけました。
あげた学生は非常に少なく、中井さんは、
「1分間あげるから自分にとっての幸せを5つ書いてみて」と言うと、
学生は悩みながらも紙に書き出していました。
私も書いてみて気がついたことですが、
幸せ、と聞いて思い浮かぶのは、「親が元気」とか「学校が楽しい」という、ほんの些細なことでした。
当たり前のことを幸せと感じられることが、幸せの証であり、
医療人は幸せを売る仕事だと中井氏はおっしゃいました。
そのため、医療人は幸せでいることが何より大切であると、学生に語りかけていました。

医療人に大切なものを気づかせてくださいました

 

 

 

 

 

 

 

 

この講演で学生は、医療人としてだけでなく、
人として人生を豊かにする秘訣、
そして、笑うことはとても大切なことなのだ、ということを学ぶことができたと思います。

講演を聞いた学生は、
「笑いを交えながら講演してくださって、楽しかった」
と、元気に答えてくれました。

最後に、中井さんの言葉を1つ紹介します。

「いっぺんしてみ、仲ようやりや」

学生広報スタッフ 下原圭太(医療福祉学部4年)