2015年04月30日
呉アコースティックギター部が御手洗お花見コンサートを開催!
私たち呉アコースティックギター部は、33名のメンバーが在籍する課外活動団体で、
広夏祭りでもコンサートを開催しています。
4月4日(土)、呉市の大崎下島の御手洗にて、お花見コンサートを開催しました。
毎年、御手洗の方々に温かく迎えていただき、今年が3回目の開催となりました。
コンサートは歴史のある若胡屋を使わせて頂きました。
中庭には桜が満開で、時折ひらひらと舞い落ちます。
照明も暖かく、とても雰囲気の良い素敵な会場です。
「重伝建(※)を考える会」の皆さんと一緒に作ったおにぎりと豚汁を
お越しくださった方々に配り、豚汁で身も心も温まったところで、コンサートはスタートしました。
今回はギターの弾き語りの他にソロギター、三味線、フルートと様々な楽器も取り入れて
バラエティ豊かなコンサートとなりました。
私は地元奄美の民謡と三味線を披露させて頂きました。
また、呉アコースティックギター部の普段の活動では、
自分の好きなアーティストであったり好きな歌を歌うことが多いですが、
今回は御手洗の方に楽しんで頂けるように一人ひとりが考えて、童謡や昔の歌も選曲しました。
お客さんからの温かい拍手や手拍子はもちろん、
合唱をしたり“かわいい”“がんばれ”と温かい声援をいただいたり、
MCに合いの手が入ったりと、和やかな熱気に包まれ、
私たちとお客さんが一体となっていくのが感じられました。
私たち自身も和やかな気持ちになれる温かいコンサートとなりました。
コンサートは夜からでしたので、お昼には御手洗でボランティアガイドをされている
今崎さんのスペシャルガイドによる御手洗散策をしました。
地域おこし協力隊員で料理ライターの宮川さん、
旦那さんでプロカメラマンのトムさんにも参加して頂き、
写真を撮りながら御手洗を散歩しました。
御手洗は重要伝統的建造物群に登録されているとても美しい町です。
御手洗の方々が協力して守り続けてきた歴史のある建物、
古い家屋をリノベーションした素敵なお店、時折聞こえる鳥達のさえずり、
軒先に飾られている綺麗な花や俳句。
4月上旬ということもあり桜も満開で、より一層美しい御手洗の街並みを堪能しました。
この散歩の企画は、今年初めて開催しました。
船宿カフェ「若長」の井上さん、西来路先生、谷村先生と
何気ない会話をしている時に、この企画は生まれました。
思いついたことを提案し、それがどんどん形になって実現するということに、とても感動しました。
2月下旬から準備をしてきた御手洗お花見コンサート。
呉アコースティックギター部、谷村ゼミ、被災地支援プロジェクト『広島国際大学SAS』の緒方さん、
呉写真部の森下さん、広島大学大学院の内田さん、御手洗重伝建の方々の
ご協力もあり、素晴らしい会になりました。ありがとうございました!
反省する所も沢山ありましたが、とても充実感で溢れています。
これからも御手洗の方々と協力して、大好きな御手洗の町を、
呉アコースティックギター部として盛り上げていけたらと思います。
文 呉アコースティックギター部 安田華織子
写真 呉写真部 森下雅之
※重伝建…重要伝統的建造物群保存地区。広島県では御手洗地区と
竹原地区の2ヶ所が制定されています。