2015年09月02日

祝・全国大会初出場ベスト4!
軟式野球部・川上拓真君を紹介します

8月23日~27日、「第38回全日本学生軟式野球選手権大会」が福岡市で行われ、
「広島六大学学生軟式野球2015年度春季リーグ戦」を創部16年目にして初めて制した軟式野球部が初出場を果たしました。

初めての全国大会で健闘した軟式野球部のメンバー

2回戦から登場した同部は、26日に愛知大学豊橋学舎(中部1位)をサヨナラ勝ちで破り準決勝に進出。
翌27日、強豪・文教大学(東都1位)の前に惜しくも敗退しましたが、
初めての全国大会でベスト4に入る健闘を見せてくれました。

全国大会でも「気負わず、楽しく堅実に」と川上君

「楽しくプレーしたいけど、やっぱり勝ちたい」
部長・川上拓真君(医療福祉学科3年)は大会前、そう話してくれました。
部長に就任した昨年秋、できるだけメンバー全員を出場させるというそれまでの方針を変更し、
レギュラーメンバーを固定して「勝ちにこだわるスタイル」を徹底したと言います。
事実、春季リーグ戦の戦績は6勝1敗2分。
勝った6試合はほぼ圧勝、負けた1試合は1点差と、
投打がかみ合ったそつのない攻撃で他チームを圧倒してきました。
練習でも常に大きな声を出し、チームを鼓舞。
強いキャプテンシーでチームを統率する川上君に、
春季リーグ戦で印象に残っている試合を聞いてみると、「広島大学との一戦」とのこと。
この試合はスコアボードに0が並ぶ緊迫した投手戦。
そして九回裏二死三塁、一打出ればサヨナラの場面で川上君に打席がまわってきます。
しかし、結果は空振り三振でゲームセット。
0-0の悔しい引き分け試合になりました。
「大事な場面で自分の悪い癖が出た。チームプレーに徹することができなかった」と冷静に振り返り、
すぐにバッティングフォームの修正に取り組んだそうです。

フォームの修正に余念がない

そして今回、初めての大舞台。
「のびのびとした広国大らしいプレーをしながらも、とれるアウトはきっちりとる」と
堅実なプレーを実践してくれました。

川上君(右)と力投が光ったエース・小野敏輝君(保健医療学部診療放射線学科3年)

照明のないグラウンド、足りない野球道具、学業の都合で全員そろって練習する時間が少ないこと。
決して十分とは言えない環境であっても、
彼らは一人ひとりがそれぞれの時間でボールを追い、バットを振り続けます。
その原動力にはある理由があります。
このことは、全国大会での奮闘ぶりと合わせて、
学園広報誌FLOW66号(2015年11月発行)に特集記事として紹介する予定です。お楽しみに。

広島国際大学 広報室