2015年07月19日

熊野町との連携事業~世代間交流の授業~ 人生の先輩に学ぶコミュニケーション

本学は広島県安芸郡熊野町と包括連携協力協定を締結し、医療・福祉をテーマにした一般向け講座を行っています。

7月8日(水)、熊野町在住の年長者を東広島キャンパスに招き、
話す・聞くといった基本的なコミュニケーションについて考える講義を開講しました。

他世代とのコミュニケーションの機会が少ない学生に、
他者の話を正しく理解し、自分だけでなく相手あるいは第三者にも理解してもらえる
説明力を身に付けてほしいというのがねらいです。
心理学部 心理学科の1年生を対象に実施しました。

この日は5~6人の学生と“先輩”1人がグループになり、
学生が準備したインタビューに答えながらフリートークに発展させていくことから
コミュニケーションのあり方を考察。
“先輩”の学生時代の武勇伝や当時の社会情勢・流行など多岐に渡る質問を用意していたグループ、
“先輩”の軽妙な話術に圧倒されるグループなど、
それぞれの輪で世代を越えた交流が広がっていました。

「学生さんから元気をもらった」「最近流行っていることを教えてもらった」など
“先輩”にとっても孫ほどの年の差がある学生との交流は有意義なものとなったようです。

笑顔も混じり和やかなムードで進行①

笑顔も混じり和やかなムードで進行②

「学生らも生き生きとコミュニケーションを取っていた。
有効なアクティブ・ラーニング(※)として、今後も継続する」
と、授業を担当する久次弘子教授は教育効果に手応えを感じていました。

今後は他者紹介や地域の問題点、それに対し学生は何ができるかをレポートにまとめ、
プレゼンテーションを行う予定です。

※アクティブ・ラーニングとは…
講義形式の一方向的な授業と異なり、学修者の能動的な学修参加を取り入れた教授法の総称

広島国際大学 広報室