2016年04月18日

アメリカ・台湾の薬学部生、薬剤師と交流。
各国における薬剤師の役割を理解

薬学部は4月5日、アメリカ・マーサー大(ジョージア州)とテネシー大(テネシー州)から6人の薬学部生と、
台湾・台中栄民総医院(台中市)から2人の薬剤師を呉キャンパスに招き、
交流・講演会を開催しました。

マーサー大・テネシー大と交流が始まったのは2007年度から。
広島大附属病院薬剤部が主催する両大学の薬学実習に本学部の希望者を派遣するほか、
日本で学ぶ両大学の留学生を本学に招くなど、交流を深めてきました。
今回の交流・講演会は、2015年9月にマーサー大、
10月にテネシー大と協定締結後、初の開催となりました。

施設見学では、薬学科の三宅勝志教授と
アメリカでの留学経験を持つ松島葵さん(薬学研究科4年)が、
研究室で取り組んでいる研究内容について英語で説明しました。

所属する研究室を紹介する松島さん

三宅教授(左端)の説明に聞き入る一行

講演会では、毎年実施しているアメリカ・ノースカロライナ大(ノースカロライナ州)の
国際実務実習研修に参加した本学6年生による体験報告のあと、
アメリカ・台湾における薬剤師の役割や専門薬剤師の実像などについて、
マーサー大・テネシー大の学生や台湾の薬剤師から説明がありました。
アメリカでは、薬剤師が血糖値・血圧の測定などのヘルススクリーニングや
放射線同位体を用いた薬品の取り扱いを担うなど、
日本とは異なる業務内容を知り、
参加した本学学生は、
「アメリカでも薬剤師は責任重大。覚悟をもって臨んでいることが分かった」
と刺激を受けたようです。

アメリカの専門薬剤師について紹介するブランドン・ラッドさん

講演会終了後、巻き寿司などでホームパーティスタイルの交流会を開催し、
参加者たちは英語でのコミュニケーションを楽しみました。

広報室