2011年04月22日
広国大生研究活動レポート〜薬学部編〜
この広国大生研究活動レポートでは、
本学学生による優れた研究活動を、
不定期で取り上げて、皆さんにご紹介していきます。
さて今回は、薬学部編と銘打ちまして、
薬学部 薬学科6年生(取材当時5年生)の吉田 さゆりさんにスポットを当てます。
吉田さんは現在、池田 潔教授のゼミ生として、日々研究活動にいそしんでいます。
現在彼女が研究しているのは、
「パラインフルエンザウイルスが持つシアリダーゼという酵素を阻害する化合物」
についてだそうで…
これだけでは何のことだかさっぱり分かりませんが、
パラインフルエンザというウイルスは、
通常のインフルエンザのようにタミフルなどが効くわけでもなく、
現時点で予防策が発見されていない恐ろしいウイルスだそうです。
またこのウイルスは、小児やハイリスクの高齢者に感染した場合、
重篤な呼吸器疾患を引き起こす可能性もあるのです。
つまり吉田さんは、このウイルスが増えるために必要な酵素(シアリダーゼ)を、
阻害できるような化合物について研究していて、
これによっていい結果が出ればすごいことなのです!!
そんなすごい研究をしている吉田さんは、
今学んでいる専門知識を活かして、
何らかの形で患者さんを助けてあげられるような人になりたいと、
将来の夢を語ってくれました。
大学祭では友人同士で集まって出店するなど、
学生生活を謳歌している吉田さん。
これからも夢に向かって、まっすぐ歩んでいってほしいです。
《日々研究を共にするゼミ生の皆さん》
広島国際大学 企画課